▲「discrete figures」（2018 年、東京・スパイラルホール） photo by Suguru Saito

大阪芸術大学アートサイエンス学科は、Rhizomatiks × ELEVENPLAY × Kyle McDonaldによるダンスパフォーマンスイベント「discrete figures 2022version」を、2022年10月21日（金）・10月22日（土）の2日間、大阪市中央区のCOOL JAPAN PARK OSAKA WW HALLにて開催する。

同作は、AIや機械学習などを駆使し、数学的・集合知的な方法を通して、身体の動き（ムーブメント）をつくり出すダンスパフォーマンス。数学によって分析的に生み出される身体像や所作の運動表現と生身の身体との関係性を、ドローンやAI、機械学習を通じて新たに構築するそうで、機械が生み出すダンス表現を楽しむことができる。

また、舞台上のスクリーンに出現する、バーチャルなダンサーとリアルなダンサーによる踊りも見どころとなる。マーカーレスモーションキャプチャーによる姿勢推定や、フォトグラメトリーを使用したグラフィック生成によるバーチャルなダンサーの踊りは、スクリーンの向こうの世界と、私たちの生きる世界とを交差させ、観るものの感覚を揺さぶるそうだ。

▲photo by Tomoya Takeshita

2022年春に、ライゾマティクスを主宰する真鍋大度が同学科の客員教授に就任。世界を巡回してきた同作の上演により、これからクリエイティブな世界へと歩みを進める若き才能たちに対して、作品に触れる機会を創出するという。

1日目はアーティスト自身が作品を紹介するポストパフォーマンストークを開催。2日目に同大学の学生を対象に舞台上でハンズオン特別実習も開催する。アーティストの真鍋大度と石橋素、演出振付家のMIKIKOと、同作を手がけた本人からクリエーションについて学ぶ体験を提供することにしている。

▲MIKIKO（ステージディレクション | コレオグラファー）

▲真鍋大度（アーティスティックディレクション | 音楽 | ライティング | インタラクションデザイン | ソフトウェアエンジニアリング）

▲石橋素（テクニカルディレクション | ハードウェアエンジニアリング）

▲ELEVENPLAY

▲Kyle McDonald（マシーンラーニングディレクション）