BORD Architectural Studioが手がけた
ハンガリーのスパ「Aquaticum Water Park」

ハンガリー第2の都市デブレツェンは、人口が多いだけでなく、この地域の文化と科学の中心地でもある。同市の長期的な開発計画の一環として、ブダペストに拠点を置く建築設計事務所 BORD Architectural Studioが「Aquaticum Water Park」を設計した。

近隣にはスタジアムや湖、野外劇場、給水塔、「霧の劇場」といった既存の観光施設があり、これらの施設とは異なる新しいものが求められたという。また、あらゆる年齢層の人が楽しめるスパであるとともに、自然環境の重要性や、スパとデブレツェンのつながり、木立の陰に隠れながら街のシンボルになることも目標となったそうだ。

そこで同事務所は、生命をもたらす水と目を見張る森林環境にフォーカス。プールの水や芝生、ウォーターカーテン、滝、植物で覆った壁などを設けて、スパの水平面と垂直面の両方で水と植物を楽しめるデザインとした。

敷地の境界線上にある長いエントランスは、歩行者用通路とウォーターパークを橋のように接続。このエントランス棟には、更衣室やトイレ、ショップ、カラフルなフードコートも用意している。

エントランスの方向から目に飛び込んでくるのは、ウォーターパークの中央にある構造物。床面積は196m x 26m、高さ12mの直方体で、深さ4mのスイミングプールや長さ400mのウォータースライダー、水の洞窟、教育用プール、温水プール、リラクゼーションゾーン、日光浴ができるテラス、バーなどがある。これらのあいだには、高さ12mの緑と水で覆われた壁が波打つように置かれている。

▲Photo:Tamas Bujnovszky, Anna Illes

アニメ「トレジャー プラネット」を意識したという子ども向けのウォーターテーマパークには、星々のあいだを進む海賊船が描かれている。子ども用プール、ベビープール、スプレーパーク、波のプールなど、さまざまな年代の子どもが楽しめる。キッズシアターもあるそうで、これまでにない水の体験を提供している。End