DFAアワード2022が受賞者を発表
浅葉克己や増田宗昭らが受賞

▲浅葉克己

香港デザインセンター(HKDC)が2003年に創設し、香港特別行政区政府が運営する専門機関「クリエイト香港」がリードスポンサーを務める、香港のデザインアワード「DFAアワード2022」はこのほど主要4部門の受賞者を発表した。

DFA ライフタイムアチーブメント賞(DFA LAA)は、アートディレクター・書道家の浅葉克己(浅葉克己デザイン室創設者)が受賞。今回は伝説的なアーティスト、デザイナーとしてさまざまな分野で活躍する同氏の功績が称えられ、特別功労賞が授与された。

▲Exhibition, “Typography In Asia”, 1990

▲ASABA’S TYPOGRAPHY, 2015, CL:ginza graphic gallery(ggg)

▲BAUHAUS, 2015, CL: Misawa Homes Co.,Ltd., CD.:Jun Nagaoka, C: Makoto Shindo, PR:Hirokuni Shiroi

▲ISSEY MIYAKE hommeplisse, 2014, CL:ISSEY MIYAKE

DFAデザインリーダーシップ賞(DFA DLA)は、増田宗昭(カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)代表取締役社長)に贈られた。CCC を世界に名だたる「文化インフラ」を担う企画会社へと導き、公共空間や文化施設の新しいデザイントレンドをもリードする卓越したリーダーシップが評価された。

▲増田宗昭

そのほか、DFA世界優秀中華デザイナー賞(DFA WOCD)にはグオ・ペイ(GUO Pei、Rose Studio創設者)が輝いた。中国初のクチュールメゾン「ローズスタジオ」は、中国の伝統的な刺繍を世界に広め、中国におけるクチュール産業の道を切り開いてきた。中国の伝統文化を守り、それを現代のデザインに融合させる彼女の貢献が評価されたという。

▲グオ・ペイ

また、アジアにおける優れたデザインを体現し、社会とデザイン産業の向上に貢献するプロジェクトを表彰するDFAアジアデザイン賞(DFA DFAA)は、195のプロジェクトが受賞。

今年度はコミュニケーションデザイン、ファッション&アクセサリーデザイン、プロダクト&インダストリアルデザイン、空間デザインの4部門に加え、新たにデジタル&モーションデザイン、サービス&エクスペリエンスデザインの2部門が新設され、幅広いデザイン分野におけるアジア的視点や価値観が紹介されたそうだ。End

▲HONG KONG WALK ON Tai Ping x anothermountainman

▲M+

▲Music Hall in the Sky

▲Pingtan Book House

▲TaiSugar Circular Village

▲Venova(YVS-140)

▲Yuandang Bridge

▲EOS R3