富士山麓に位置する山梨県・富士吉田市で、人とクリエイティビティが交わるカフェ「FabCafe Fuji（ファブカフェ フジ）」が2022年11月6日（日）にオープンした。

同市は、緑豊かな景観と富士山から流れ落ちる清涼な水の恵みによって、1000年以上続く織物の町として栄えてきた。近年は、クリエイターやアーティストとのコラボレーションで、新たな織物の価値創造に挑んだ機屋展示・アート展を開催するなど、伝統を繋ぎ革新を続ける街としても注目を集めている。

▲カフェ前の通りからの風景

FabCafeは「Fabrication（ものづくり）」をテーマにおいたカフェで、現在世界に13店舗を展開。今回オープンした「FabCafe Fuji」は、カフェの他にアートや建築、テキスタイルなどの図書コーナー、リソグラフを楽しめるスペースやコワーキングスペースも併設している。

▲※改装前の空間

▲リソグラフ（※イメージ）

同カフェでは、スペシャルティコーヒーに近郊の食材を使ったフードやスイーツ、ベジタリアンメニューも用意し、自然に優しいエシカルを意識したこだわりの「食」を提供するとともに、織物産地である同市の「テキスタイル」を中心としたものづくりやさまざまなクリエイティブコミュニティを育むことも目指している。

また、オープンを記念して、ファブリックなどの展示（古市×Watanabe Textile × DOSOによるカーテン展示）と2021年に開催されたFUJI TEXTILE WEEKの写真展を2022年11月13日（日）まで開催している。

▲展示作品イメージ