仏モビリエ・ナショナルの匠の技を学ぶ
日本のデザイナーのためのデザインアワード

©Mobilier national, Didier Herman

在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本は、モビリエ・ナショナル(フランス国営動産管理局)と協働し、日本のデザイナーのためのデザインアワードを開催する。

モビリエ・ナショナルはフランス文化省直属の公的機関で、17世紀から工芸とクリエーションを支援している。伝統工芸の保存と修復を行い、優れたサヴォアフェール(匠の技)を継承していくことも使命とひとつである。

また、現代のクリエーションやフランス装飾芸術の振興にも力を入れており、340名以上の職員が活動中。

Manufacture de la Savonnerie ©Mobilier national, Thibaut Chapotot

今回は、日本在住のデザイナーと工芸家を対象にデザインアワードを開催する。受賞者は副賞として、フランスで1カ月間、滞在し、創作活動を行うことができる。

滞在中は、現地のデザイナーや職人との交流のほか、受賞プロジェクトの実現のためにモビリエ・ナショナルからの専門的なサポートを受けることができる。

募集はすでに開始されており、締切は2023年2月28 日(火) 日本時間24時必着。選考基準は「プロジェクトが扱うテーマの妥当性」「フォルムの独創性、美的資質」「エルゴノミーへの配慮」「製品の産業化についての観点」「プロジェクトの革新性」「持続可能な開発に対する配慮」が挙げられている。End

募集要項

対象
日本在住のデザイナーもしくは工芸家
スケジュール
応募開始:2022年12月26日
応募締切:2023年2月28 日(火) 日本時間24時必着
審査:2023年3月
受賞者発表:2023年3月末
条件
レジデンス期間は、2023年5月~12月の期間中の1ヶ月間。
受賞者の渡航費(日本―フランス)と現地宿泊場所は同賞主催者が支給・提供。ただし製作費は支給せず。
応募資格
・日本在住であること
・プロのデザイナーもしくは工芸家であること
・英語および/もしくはフランス語を話すこと
・過去の作品(ポートフォリオ)を提示できること
・滞在中、自立して行動できること
・滞在中はプロとして、報酬の発生する活動を行わないこと
※年齢制限はなし
詳細
https://www.institutfrancais.jp/blog/2022/12/26/prix-pour-le-design-2023/