日本茶を楽しむティーウェアブランド「racu」から
柴田文江が手がけた急須「warenai」が登場

Photos by Shuhei Nomachi

日本茶専門店「すすむ屋茶店」を運営しているすすむ商店は「日本茶をもっと楽に楽しめる道具」をコンセプトにした新しいティーウェアブランド「racu(ラク)」をローンチする。第1弾アイテムとして、プロダクトデザイナーの柴田文江が手がける急須「warenai(ワレナイ)」が、2023年4月28日(金)に発売される。

急須の多くは陶磁器やガラス製であり、割れたり、欠けたりしてしまう点に課題があった。また、急須の手入れが面倒でもあることが、お茶を気軽に楽しめない理由のひとつになっていたという。そこで「日本茶は、もっと楽に。純粋に楽しめばいい」という想いを込めて、ブランド名を「racu」とした。

急須「warenai」には、衝撃に強く耐久性のあるトライタン樹脂を使用。日本茶の堅苦しさを取り払うため、扱いやすさも兼ね備えた優しいデザインを採用した。底面を大きくとることで、茶葉が広がりやすくなり、お茶本来の味わいを引き出す。

さらに、茶こしは網の目を細かくすることで深蒸し茶などにも対応し、旨味を凝縮した最後の1滴まで絞り出せる。本体は透明で、使用時は内容量が見やすく、洗浄時は細部まで手入れもしやすい。

「warenai」

5月末には、磁器製で厚みがあり、頑丈で扱いやすいミニマルな形状の湯呑み「itsumo(イツモ)」と、キッチンに並べたときに美しく、蓋のくぼみにちょっとした小物が置けるキャニスター「kirei(キレイ)」が発売される。

「itsumo」

「kirei」

ローンチにあたり柴田文江は「日本茶の美味しい淹れ方を教えていただき、最後の一滴まで淹れ切ることの大切さを知りました。急須を持って湯を切る動作がしやすく、キッチンの多様な素材やテイストに馴染む佇まいを目指してデザインしました」とコメントを寄せている。End

柴田文江