オランダのデザインブランド「ドローグ」の活動を振り返る
展覧会「Droog30. Design or Non design?」がロッテルダムで開催

Photos by Gianluca Di Ioia

ロッテルダムの文化施設「Nieuwe Instituut」は、展覧会「Droog30. Design or Non design?」を2023年8月27日(日)まで開催している。

同展は、デザイン評論家のレニー・ラマカース(Renny Ramakers)とプロダクトデザイナーのハイス・バッカー(Gijs Bakker)が1993年に設立したオランダのデザインブランド「ドローグ(Droog)」の30年間におよぶ活動を振り返るものだ。

キュレーターのマリア・クリスティーナ・ディデーロとプロダクトデザイナーのリチャード・ハッテンがキュレーションを手がけるこの展覧会では、テヨ・レミの「Chest of Drawers」、マライン・ヴァンデルポルの「Do Hit Chair」、マルセル・ワンダースの「Knotted Chair」、ハッテンの「Glass Lantern」など、ドローグを代表する家具やインテリアを紹介する。

Nieuwe Instituutの総合ディレクター兼アートディレクターであるエリック・チェン(Aric Chen)は「ドローグは、既存の価値を覆す手法で30年前に世界中に広がりました。今ここでその歴史を振り返ってみたいのです。あのときからどれぐらい進んだのか、そして今デザインがどこに向かっているのかをみなさんと一緒に考えたいと思います」とのコメントを寄せている。End