SEIKI DESIGN STUDIOから単一素材にこだわった
花器「KOVA」とラダー「LISQ」が登場

プロダクトデザイナーの石井聖己が率いるデザインスタジオ SEIKI DESIGN STUDIOは、コペンハーゲンで2023年6月7日(水)から6月9日(金)まで開催されるデザインイベント「3daysofdesign」にて「KOVA」と「LISQ」を発表する。

「Re:New」をコンセプトとしたいずれの作品も「Mono-material(単一素材)」から多様な表情と用途を引き出し、持続可能なデザインを探求している。

「KOVA Y」

「KOVA」は「KOVA Y」と「KOVA J」からなる美作杉を使用したドライフラワー用の花器のシリーズである。

「KOVA Y」は生の杉の丸太を用いることで、乾燥による色、質感、重さが刻々と変化する表情を楽しむことができる。「KOVA J」は表面を焼くことで耐久性と防虫性が向上しており、スギ独特の風合いが魅力である。いずれも杉の丸太を使ってどこまで表現の幅を広げられるか、素材がもつ面白みをそのまま活かせるかを追求している。

「KOVA J」

「LISQ」は、5種類の形状のユニットを組み合わせて、自立型の屏風のようにジグザグに置くことができるラダー。衣類やタオルを掛けたり、照明やコートを吊るしたりと、さまざまな用途で使用可能である。

ノックダウン方式なので、組み立てや分解が容易で、輸送や保管がしやすい。SEIKI DESIGN STUDIOは、このような柔軟性と可変性を備えたデザインによって今後の家具のあり方を提案していきたいとしている。End

「LISQ」