関西を拠点に編集に携わる人材を育成する
ネットワーク「関西編集保安協会」発足

大阪市西区に本社を置くクリエイティブ企業「人間」は、関西で編集に携わる人材を育成するネットワーク「関西編集保安協会」を設立した。

メディアの産業構造が首都圏に集中する一方で、関西で編集者の活躍・育成ができる場は不足しており、志をもった人材は首都圏へ流出してしまう傾向にあるという。

関西編集保安協会は、こうした編集人材の東京一極集中という課題に対して、関西の受け皿となることを目指して発足。人間を中心に、京都市のクリエイティブ・ファーム バンクトゥや滋賀県守山市に拠点を置くローカルメディア しがトコ、関西の協力メディア/編集パートナーが共同で立ちあげた。

具体的な活動内容は、合同インターンシップや職業体験・勉強会などを通じた「編集者の発掘・育成」、仕事の紹介・相談窓口の設置やシェアオフィスの提供などによる「編集者の活動支援」、関西における「編集・メディアのあり方について研究」、関西のメディア・編集業の質の向上を目指す「『編集』の再定義・研究・拡張」を挙げている。

関西エリアにおいて、さまざまなメディア領域を横断しながら編集の役割を拡張・保全し、編集業務に携わる団体や個人の交流・連帯を促して、安心して仕事ができるネットワークを構築することがねらいだ。

2023年6月30日(金)18時から、大阪・本町にあるβ本町橋にてキックオフイベントを開催。2023年8月には、関西編集保安協会所属の企業による編集業を志望する学生向けの短期インターンシッププログラムが実施される。End