食品の「適正な価格」を考える
農林水産省「フェアプライスプロジェクト」がスタート

農林水産省は、農林水産業の現状や未来の日本の食について考えるプロジェクト「フェアプライスプロジェクト」の特設サイトを2023年7月25 日(火)から公開している。

現在、食品の原材料費、生産資材費、エネルギー価格の高騰が進んでいる。これに長期的な円安も相まって、さまざまな食品の生産・流通コストが上昇。国産食品の価格が上がると消費者は、輸入品のなるべく安い商品を購入するため、国内生産者の暮らしが立ち行かなくなる。そこで、日本の食を守るために同プロジェクトが始動。特設サイトとコンセプトムービーを通じて、食料供給に関わる生産者や食品事業者たちの生の声を届けることで「売る人・買う人・育てる人」にとって食品の適正な価格「フェアでいい値」を考えてもらおうという試みだ。

日本の「食」を未来につないでいくために今後もワークショップなどを開催し、食品の適切な価格について考える機会を提供していく。End