大阪・八尾の町工場と京都芸術大学の学生が
新製品開発に挑むプロジェクト「YAOKONTON2023」始動

大阪府八尾市が主宰するモノづくり共創プロジェクト「YAOKONTON2023」が2023年8月からスタートした。

八尾市には、歯ブラシ、石鹸、フライパンなどの日用品から、自動車や家電のパーツまで多種多様な技術を有する町工場が存在する。同プロジェクトは、同市内に拠点を置く企業を対象に、各社が保有する技術を活かした自社ブランド事業および新規事業の開発支援を行うものである。

採択された町工場企業に伴走するメンバーとして、京都芸術大学のプロダクトデザイン学科、情報デザイン学科の教員と学生が参加。町工場企業と一緒になって、製品企画から販売まで行っていく。

※2022年度の製品企画の一部イメージ。

前回の2022年度は、自動車部品メーカーがつくるコーヒーミルや石鹸メーカーがつくる絵本付き洗剤、真鍮加工メーカーがつくる重心をカスタマイズできるペンなど、学生と町工場による共創からユニークなアイデアが誕生した。

今回は印刷業者、袱紗の企画製造会社、紙袋メーカー、金属加工メーカー、ふすま屋など10社が参加。プロダクトデザイナーやコミュニケーションプランナー、ファッションデザイナー、おもちゃクリエーターなどが集まり、”どんなものでもつくれてしまう”同市内の企業とのコラボレーションによって、世の中にインパクトある価値を創造していく。End