日本の機織技術を受け継ぐ新プロジェクト
D&DEPARTMENT PROJECTによる「ARCHIVES」始動

D&DEPARTMENT PROJECTは、日本の機織技術の素晴らしさを伝え、新たな需要を生み出すプロジェクト「ARCHIVES(アーカイブ)」をスタートした。

日本の繊維産業では、従業者数のピークが1960年代に事業所数のピークは1970年代に迎えたと言われている。バブル崩壊以降はさらに急減し、減少傾向は今なおつづいている。そこでD&DEPARTMENTは、日本各地の生地産地にあるデッドストック生地を活用するプロジェクト「LIFESTOCK(ライフストック)」を2014年より展開。トートバッグやクッション、スリッパやラグ、ランプシェードやスツール座面などに取り入れ、日本の機織技術の高さやバラエティに富んだ生地を紹介してきた。

だが、活動を続けてきたこの10年の間にもデッドストックが徐々になくなり、機織工場や職人も減少している。こういった危機感から、デッドストックを活用するとともに、その生産技術を受け継ぎながら新たに生地をつくりつづけるプロジェクト「ARCHIVES」を立ち上げた。

その第1弾として、バッグコレクションの販売を2023年9月16日(土)からD&DEPARTMENTのネットショップとD&DEPARTMENT TOKYO(東京都世田谷区)で開始。他店舗でも順次販売を行っていく。サイズは横約370×奥行約130×高さ約250mmのみ、全25種類を展開している。

今後も「ARCHIVES」では、日本の高い機織技術で独創的な生地を生み出す生産者の発掘、およびその技術や生地を活かした製品開発を継続していく。End