福永紙工のパッケージデザインプロジェクト「UNBOX」
第2弾「箱と袋のはざま」を公開

東京都立川市の印刷加工会社 福永紙工が手がける、紙の構造設計の専門家によるコンサルティング・チーム「UNBOX」は、パッケージデザインのプロジェクト第2弾「箱と袋のはざま」を発表し、特設サイトを公開した。

同プロジェクトでは、オーダーメイドのパッケージの提供や、機能性と美しさを併せ持つ独自構造のオリジナルパッケージの開発を行っている。今回は「箱と袋のはざま」というテーマのもと、「箱」と「袋」が果たす役割や機能を細やかに考察し、これらを分解・統合することを試みた。

「折り目がないのに畳める紙袋」

「スタッキングできる紙袋」

「巻くだけで郵送できる紙箱」

そこから誕生したのが、「折り目がないのに畳める紙袋」「スタッキングできる紙袋」「ブランドバッグのような佇まいの紙袋」「そのままプレゼントできる紙箱」「巻くだけで郵送できる紙箱」など、「箱と袋のはざま」に位置するような7つのユニークな構造である。

「ブランドバッグのような佇まいの紙袋」

「封筒から変形する紙箱」

「しっかり固定できる紙袋」

「そのままプレゼントできる紙箱」

贈り物をするとき、誰しもがプレゼントを緩衝材に包み、きれいな箱に収め、上質の包装紙でラッピングをし、紙袋に丁寧に入れるだろう。こうしたパッケージングは過剰包装かもしれないが、贈る人の想いや価値観が込められているものだ。

そこでこのプロジェクトでは、製造コストや環境負荷のかかる包装材や予備の紙袋の使用といった過剰性を排しながら、丈夫で簡単に梱包でき、なおかつ人の想いを伝えられるパッケージをつくり上げた。End