ブラジル人デザイナー マウリシオ・クラビンがデザインした
ランプ「ECLIPSE」が日本初上陸

ブラジルのデザイナー マウリシオ・クラビン(Mauricio Klabin、1952-2000)がデザインしたランプ「ECLIPSE(エクリプス)」が、東京・清澄白河のギャラリー stoopにて2023 年10 月20日(金)から販売される。

フロアランプとテーブルランプの2モデルからなる「ECLIPSE」は、クラビンがフランスのインテリアブランド「Objekto」のために1982年に手がけた照明である。1本のプラスチックバンドを巻いて作られた丸みを帯びたシンプルな構造で、形状や傾きを調節して光の形や向きを変えられる。

左から「ECLIPSE Floor Lamp (¥66,000)」「ECLIPSE Desk Lamp (¥39,600)」 

クラビンはかつて、「デザインは、私たちの大多数の手に届くものでなければなりません。一部の人たちのためにプロダクトを作ることは、良いことでもなければ、適切なことでもないと思っています。私はポピュラーなものが存在する必要があると考えています」と語った。

「ECLIPSE」においても、手頃な価格のランプを実現させるために、素材や生産プロセスのコストを低減。優しく包み込むようなシルエットには、プロダクトを通じて誰かに抱擁されたような幸福感や安心感を得られるようにとのクラビンの想いが込められている。

2006年にニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマメントコレクションに選定されるなど、「ECLIPSE」はまさにクラビンのデザインを代表するアイテムである。End