外務省が創設した、日本の多様な文化を海外に向けて発信する拠点「JAPAN HOUSE（ジャパン・ハウス）」は、サンパウロ、ロンドン、ロサンゼルスの3都市を巡回する巡回企画展第7期を2024年1月18日（木）18:00まで募集中。

この巡回企画展は、日本で公募を行い、審査を経て選定した展示企画を各都市に巡回させるものである。展示をとおして「日本とは何か」という大きな問いに対する答えをさまざまな視点から提示し、海外の人に日本の魅力に出会ってもらうことを目的としている。

公募では、あらゆる領域から日本を紹介する「もの」や「こと」を展示企画としてキュレーションしたものを募集。伝統、ハイテクノロジー、芸術、デザイン、工芸、大衆文化、食、社会貢献など、ジャンルは不問だ。日本への興味と共感を誘う企画力と発信力が注視される。

展示時期は2025年5月以降となり、1企画につき各拠点で3カ月程度の展示期間を設ける予定。展示施設はジャパン・ハウス3拠点の展示スペースをメインとし、各地の状況に沿った展示・プレゼンテーション方法やジャパン・ハウス内のスペースの活用などについても、各拠点の現地事務局や東京事務局と相談が可能である。そのほか、出展者の同意を前提として、ジャパン・ハウスの3拠点以外の国や都市にある他機関に企画を展開する可能性もあるとしている。

JAPAN HOUSE LONDON

JAPAN HOUSE Los Angeles

JAPAN HOUSE São Paulo

また、日本および拠点各地におけるサポート体制については、①各拠点の事務局、②日本と各拠点事務局とのコーディネート役を担う各拠点専属の東京リエゾン、③外務省内のジャパン・ハウス東京事務局が、ジャパン・ハウスで活動する個人や団体に対し、各拠点のギャラリーのサイズといった展示に必要な情報の提供、日本と拠点の間の輸送の手配、各拠点のギャラリーの無償提供などを実施する。