「d design travel FUKUI」

47都道府県の観光を都道府県ごとに特集するD&DEPARTMENT PROJECTのトラベルガイドブックシリーズ「d design travel（ディデザイントラベル）」から、「福井号」が2024年3月8日（金）に全国発売される。北前船や鯖街道、若狭湾や北陸新幹線と、古くから外とつながることで独自の文化を発展させてきた同県の「今」を知ることができる一冊だ。

福井号では、昨年夏から秋にかけて、公募で集まった参加者と「福井らしさ」を話し合い、取材候補地を挙げる公開編集会議型のワークショップを同県内で開催。昨年7月から2～3カ月間は編集長が現地に住み込み、200箇所以上を訪れ、実際に体験し感動したものだけを取材した。

2023年8月に開催したworkshopの様子（福井県国際交流会館）

取り上げるカテゴリーは、「観光」「レストラン」「買い物」「カフェ」「宿」「人」の6つ。その土地を代表するものとしてそれぞれ最大4箇所を厳選し、「ロングライフデザイン（その土地に長く続く個性）」を体現するスポットや取り組みを紹介する。さらに、産業観光イベント「RENEW」、遊具メーカー「ジャクエツ」、鯖江めがねといった同県ならではの取り組みも特集掲載される。

編集部が出会った福井らしい手土産（写真は同誌掲載商品。会場での販売品とは異なる場合あり）
Photos by Yuji Yamazaki

編集部が出会った福井らしい手土産（写真は同誌掲載商品。会場での販売品とは異なる場合あり）
photo by Yuji Yamazaki

同誌に連動して開発した「福井定食」。渋谷ヒカリエ・d47食堂にて提供。

また、出版を記念して、展覧会や編集部によるトークショー、郷土食を味わう企画、落語会など、同書を立体的に楽しむ連動企画を、2月2日（金）から4月21日（日）まで東京・渋谷ヒカリエのd47 MUSEUMで開催。

福井県でも、交流会「d design travel showと福井号出版記念パーティー」が2月10日（土）に南越前町のたくらCANVASにて実施される。旅と編集の舞台裏を振り返り、福井号に因んだ食を味わいながら、編集長によるトークと掲載地の人々を表彰する表彰式を行うイベントを展開する。

【観光】その土地らしさを感じる観光スポットで、メッセージ性があり、長く続いている場所。
1. 大本山永平寺（吉田郡）
2. 福井県立恐竜博物館（勝山市）
3. 越前市かこさとし ふるさと絵本館 砳（越前市）
4. COCONO アートプレイス（大野市）

【レストラン】地域の食材を使い、地元の人がやっていて、美味しいだけでなく、デザインを感じる食事処。
5、ポポー軒（福井市）
6、旬味 泰平（福井市）
7、薪火の見えるレストラン la clarté（坂井市）
8、丹巌洞（福井市）

【買い物】地域の特性を活かしたお土産を購入できる店。
9、GOSHOEN（小浜市）
10、SAVA!STORE（鯖江市）
11、エイトリボン（坂井市）
12、ataW（越前市）

【カフェ】伝えたいメッセージを持つオーナーによる、その土地らしいカフェやバー。
13、ESHIKOTO（吉田郡）
14、志野製塩所 しの屋（福井市）
15、ORION BAKE（南条郡）
16、昆布屋孫兵衛（福井市）

【宿】その土地らしさを体験できる建築やサービスによる宿泊施設で、価格も適正であるホテルや旅館。
17、望洋楼（坂井市）
18、城町アネックス（福井市）
19、若狭佳日（小浜市）
20、八百熊川（三方上中郡）

【人】地域のキーパーソンで、文化創造や地域活性に繋がる活動を積極的に行っている人物。
21、新山直広（TSUGI）
22、藤原ヨシオ（GENOME）
23、ノカテ
24、時岡壮太（DEKITA）