モリサワ、写研書体のOpenTypeフォントを開発
第1弾を2024年秋に提供開始

フォントメーカーのモリサワは、同じくフォントメーカーの写研と共同で行うOpenTypeフォント開発プロジェクトから、今後数年をかけて合計100種類のフォントをリリースする。第1弾として、合計43フォントを2024年秋に登場。2025年以降もこれにつづくラインナップを順次提供する。

2021年1月に発表された同プロジェクトは、写研が保有する書体をモリサワと共同でOpenTypeフォントとして開発するものである。写研の書体の特徴は幅広いバリエーションと洗練されたデザインにあり、OpenTypeフォント開発を通じて写研の書体を多様な用途で利用できるようになる。

今回は、改刻フォントの「石井明朝」「石井明朝オールドスタイルかな」「石井ゴシック」13フォントをはじめ、写研の見出し書体群を新たに「写研クラシックス」としてOpenType化した30フォントを用意する。

写研クラシックスでは、見出し利用に特化して、従来は写真植字機のみで利用可能だった多くの写研書体と、写真植字機時代には発表されていない書体を、現代のOpenTypeフォントとして再現する。写研から提供されたアウトラインデータに加え、不足文字の作成、文字セットなどの仕様の整理を行うことで、多彩なバリエーションをもつ名作の見出し書体群を、写植全盛期の味わい深いデザインそのままに使えるようになる。

2024年7月24日には、モリサワ創業者の森澤信夫と写研創業者の石井茂吉が邦文写真植字機を発明してから100周年を迎える。写植の技術は1960年代から1990年代に最盛期を迎え、DTPが一般化するまでの間、印刷や広告、デザインの業界に大きく貢献してきた。モリサワは、写植機が残した功績を次の世代に継承するため、発明100周年を記念したさまざまな活動を展開する。End

モリサワ・写研 OpenTypeフォント開発プロジェクト

提供時期
2024年 秋
対象製品
Morisawa Fonts
提供フォント
改刻フォント:13フォント、写研クラシックス:30フォント
仕様
改刻フォント
・文字セット:StdN
・プロポーショナルメトリクスやカーニング情報を搭載。
写研クラシックス
・文字セット:Min2(Adobe-Japan1に準拠するサブセットを採用し、4,833文字を収録したモリサワ独自の文字セット)
・一部の書体でプロポーショナルメトリクス情報を搭載。
詳細
https://www.shashokuki100.jp/