NEWS | グラフィック / 展覧会
2024.04.11 14:50
グラフィックデザイナー 永原康史の展覧会「永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅」が、2024年5月26日(日)まで京都・烏丸の京都dddギャラリーにて開催中。
マルチメディアやメディアデザインという言葉が誕生した1980年代から、メディアとデザインの可能性を探求してきた永原。Macintoshが日本に最初に紹介された1984年から、コンピューターをペンや定規の代替物としてではなく、新しいメディアとして捉えてデザインに取り組み、その実験は一連の電子ブック作品やアルゴリズミック・タイポグラフィ作品へと結実した。
近年はメディアとデザインを取り巻く環境が大きく変化し、生成AIや空間コンピューティング、NFTなどの新たなデジタル技術の波がデザイナーの仕事にも大きな影響を与えつつあるなか、同展ではサブタイトルにもあるように、NFTを新しいメディアとして捉えた永原の最新の試みが紹介されている。
同展は、「メディアとはなかだちするもののこと、メディアデザインとはなかだちのデザイン」をキーワードとして掲げる永原の、40年以上にわたるメディアデザインの実践を振り返りつつ、メディアの過去と未来の「時間のなかだち」を目指すものである。グラフィックデザイナーでありメディアデザイナーでもある同氏の業績を知るまたとない機会となるだろう。
京都dddギャラリー第241回企画展
永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅
- 会期
- 2024年3月27日(水)~5月26日(日)
- 開館時間
- 火曜~金曜 11:00~19:00、土日祝 11:00~18:00
- 休館日
- 月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日は開館)※4月30日(火)、5月7日(火)は祝日の翌日のため休館
- 入場料
- 無料
- 会場
- 京都dddギャラリー
(京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F) - 詳細
- https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000829