対話が開く分断なき世界 河瀨直美 「Dialogue Theater - いのちのあかし -」
──シグネチャーパビリオンのプロデューサーに聞く5つの質問

廃校となった奈良県と京都府の学校の木造校舎を活用した「エントランス棟」(左手前)、「森の集会所」(右)、「対話シアター棟」(中央)。3棟が囲むのは「記憶の庭」。移築した学校のイチョウの木やツタが移植された。計画統括ディレクター:杉山 央 展示企画ディレクター:佐藤哲也(ソニーマーケティング) 建築設計:周防貴之(SUO) 植栽・環境デザイン:齊藤太一(DAISHIZEN)

  • 1 パビリオンのコンセプトについて
  • 2 主な展示内容について
  • 3 コンセプトをどう表現したか
  • 4 来場者へのメッセージ
  • 5 あなたにとって万博とは?

1 パビリオンのコンセプトについて

博覧会協会からいただいた「いのちを守る」というテーマをもとに、これまで5年の歳月をかけてパビリオン『Dialogue Theater – いのちのあかし -』をつくってきました。コンセプトは大きく3つあります。対話、記憶、そして未来への継承です。