NEWS | プロダクト
2025.06.03 14:58
和歌山県海南市の屋外照明専門メーカー タカショーデジテックは、プロダクトデザイナーの吉本英樹が率いるロンドンのデザインスタジオ Tangentと共同で、新しい屋外照明ブランド「yomosugara(よもすがら)」を設立。新作照明4タイプを2025年7月22日(火)に発売する。
ブランド名の「よもすがら」は、万葉集にも使われた古い言葉で、「夜通し」や「一晩中」などを意味する。日本の原風景や日本人の自然にフォーカスし、薄暮の時間帯の薄明かりや夜の川に映る月明かりといった、古くから親しまれてきた灯りの風情を表現。和の空間だけでなく、宿泊施設やウェディング施設など、さまざまな空間に調和するデザインとなっている。
「Shobu」
「Kodama garden」
「Kodama floor」
今年4月に開催されたミラノデザインウィーク2025では、「Shobu」、「Suiren」、「Kodama」の3シリーズ・計7製品を発表。今回は「Shobu」2タイプ、「Kodama」2タイプを展開する。
「Shobu」シリーズでは、アプローチの足元を灯す2灯型の「Shobu double」と、空間に奥行きをもたらす3灯型の「Shobu triple」をラインアップ。端正な菖蒲の凛とした姿をモチーフにした間接照明であり、点灯時にはポール前面に光のグラデーションが広がり、落ち着きのある空間をつくり出す。
「Shobu double」
「Shobu triple」
一方、「Kodama」シリーズは、樹木に宿る精霊をイメージして命名。2灯型の「Kodama garden」は、各灯の高さと向きを自由に調整でき、連灯によりゆらぎのある景色を生み出す。1灯型の「Kodama floor」は、柔らかく大きな光が広がり、安らぎのある空間をもたらす。
「Kodama garden」
「Kodama floor」