備前市美術館がグランドオープン
「ピカソの陶芸」「備前の現代陶芸」を同時開催

岡山県の備前市立備前焼ミュージアムは、リニューアルを経て、「備前市美術館」として2025年7月12日(土)にグランドオープンする。開館を記念して、ふたつの展覧会が同時開催される。

同館は、新たな文化芸術と創造の場を育むために、「まちに開かれた公園のような美術館であること」「共につくる参画交流型の美術館であること」「子どもたちと共に成長する美術館であること」「地域の文化を世界に開く美術館であること」「世界の文化と共に生きる美術館であること」の5つの目標を掲げ、備前焼をはじめとする現代陶芸の魅力を国内外に発信していく。

9月28日(日)まで開催される展覧会「ピカソの陶芸―いろとかたちの冒険―」では、陶芸の分野で多数の独創的な作品を生み出した巨匠パブロ・ピカソ(1881-1973)による、貴重な陶器作品36点とリノカット2点を展示する。皿、水差し、花瓶、壺など、既存の陶芸の概念にとらわれない自由な発想と遊び心にあふれた作品群からは、ピカソの尽きることのない創作の喜びが感じられるだろう。

ピカソの陶芸―いろとかたちの冒険―

会期
2025年7月12日(土)~9月28日(日)
時間
9:00~17:00(最終入場16:30)
休館日
毎週月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)
会場
備前市美術館 2階 展示室2、3
詳細
https://bizen-moa.jp/picassos-ceramics/

また、12月25日(木)まで行われる展覧会「備前の現代陶芸:至極の逸品」では、約800年の歴史をもつ備前焼の伝統を受け継ぎながら、現代において新たな表現を追求する陶芸家たちの代表作を、約80点(前期・後期合わせて)を一堂に展示する。

人間国宝の藤原啓、山本陶秀、藤原 雄、伊勢﨑淳をはじめとする巨匠から、現在活躍中の中堅・若手作家まで、前期・後期を通じて37名の作家による至高の作品をつうじて、備前の現代陶芸の魅力を堪能することができる。End

備前の現代陶芸:至極の逸品

会期
2025年7月12日(土)~12月25日(木)
前期 2025年7月12日(土)~9月28日(日)
後期 2025年10月11日(土)~12月25日(木)
時間
9:00~17:00(最終入場16:30)
休館日
毎週月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)
会場
備前市美術館 2階 展示室1
詳細
https://bizen-moa.jp/the-best-of-the-best/