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13時間前
ヒロシマ・アピールズ2025「PEACE」 デザイン:北川一成
公益社団法人 日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、アートディレクターの北川一成(きたがわ・いっせい)が手がけたヒロシマ・アピールズ2025ポスター「PEACE」を公開した。
「ヒロシマ・アピールズ」は、広島国際文化財団、ヒロシマ平和創造基金とともに、言葉を超えて「ヒロシマの心」を訴えるポスターを1983年より毎年制作し、国内外に向けて平和を呼びかけるキャンペーンである。
ポスターは、JAGDAを代表するデザイナー1名がボランティアで担当。終戦80年を迎える今夏は、北川が平和への願いを込めて「PEACE」を制作した。同作品は、広島市役所にて北川から松井一實 広島市長へ贈呈され、販売と展示がスタートしている。
北川一成による制作コメント
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戦後80年。
平和の願いをこめて白の空間に墨の五文字、
「PEACE」の言葉を描きました。
両面表のポスターに成っています。
クレジットが鏡文字の白い「空」間は、くう、そら、
あく、あける、から、むなしい、すく、うつろ、
の言葉を表しています。
北川一成
「ヒロシマ・アピールズ」ポスター全29作品をポストカードセットにして、2025版ポスターとともに販売。(税込価格2,500円)
なお、8月7日(木)まで東京ミッドタウン・デザインハブにて開催中の「日本のグラフィックデザイン2025」展では、年鑑「Graphic Design in Japan 2025」入選作品の展覧会場にて、同ポスターと第1回「ヒロシマ・アピールズ」ポスター(亀倉雄策・1983)が展示中である。
「ヒロシマ・アピールズ2025」のプロジェクトは広島各地でも展開し、7月14日(月)から7月25日(金)までは、広島・中国新聞社本社1Fロビーにて、「ヒロシマ・アピールズ」ポスター全作品を紹介する「ヒロシマ・アピールズ ポスター展」が開催される。7月18日(金)から7月24日(木)までは、旧日本銀行広島支店で「ヒロシマ平和ポスター展 2025」が行われ、これまでの「ヒロシマ・アピールズ」ポスター作品のほか、JAGDA広島・長崎・沖縄地区会員の作品や「広島平和ポスター学生コンペティション」選出作品も展示。7月28日(月)から8月10日(日)にかけては、広島市内のバス停26ヶ所に同ポスターのデザインが掲示される。
東京ミッドタウン・デザインハブ第115回企画展
「日本のグラフィックデザイン2025」
- 会期
- 2025年6月27日(金)~8月7日(木)
11:00~19:00 会期中無休・入場無料 - 会場
- 東京ミッドタウン・デザインハブ
(東京都港区赤坂9丁目7−1 ミッドタウン・タワー5F) - 詳細
- https://www.designhub.jp/exhibitions/gdj2025