「Goldwin Field Research Lab.」
初のエキシビション開催

スポーツ・アウトドアアパレルブランドのゴールドウインは、同ブランドが手がけるプロジェクト「GOLDWIN Field Research Lab.(FRL.)」の初となるエキシビション「Field Report #001」を、2025年9月5日(金)から9月9日(火)まで東京・青山のゴールドウイン1Fイベントスペースにて開催する。

2024年8月に始動した同プロジェクトは、ゴールドウインのスタッフが中心となり、「フィールドで学び、みんなで考えて、行動していくための実験場」をコンセプトに、社内外の多様な人々と協働して、課題設定から企画・取材・編集・執筆までを行うものである。

今回のエキシビションは、1年間の活動の成果を共有する場として、災害、身体、アニミズム、故郷など、幅広いテーマで取り組んだリサーチと提案を展示形式で紹介する。さらに、期間中はさまざまなワークショップやトークセッションも開催。新たなフィールドを開拓し、次なる問いと探求の種を育む同プロジェクトが今後どのように発展するのか楽しみだ。End

Field Report #001 by Goldwin Field Research Lab.

会期
2025年9月5日(金)~9月9日(火)
開館時間
11:00~19:00 ※9月5日は15:00〜21:00。
料金
無料 ※一部のトークセッションは有料。
会場
ゴールドウイン1Fイベントスペース
(東京都港区北青山3-5-6 青朋ビル1F)
詳細
https://www.goldwin-reservation.jp/fieldreport001

エキシビション


災害とアウトドア

自然災害が頻発する日本にあって、自然や環境をフィールドとするゴールドウインや、そこで働く人間が災害に対してできることとは何か。能登半島地震の現地フィールドワークも行いながら、過酷な環境で力を発揮するプロダクトを作り続けてきたゴールドウインが行う災害支援のこれまでとこれからについてリサーチした。


からだと運動の想像力

スポーツやさまざまなアウトドア・アクティビティを推進し、人や自然の可能性を拡張するゴールドウインは、からだと想像力の関係性をどう捉え、どんなアプローチをすることができるのか。自分の身体を通じて、他者の身体を感覚し、さらに社会や自然へと想像力を展開していくうえでの身体と想像力の可能性を考える。


プロダクトアーカイブ

「Dedication to Detail(見えないものにこそ「真実」の価値がある)」
移り変わる時代のなかで、先端のテクノロジーを積極的に取り入れながらも、創業以来変わることのないモノづくりの哲学とともに、厳選した6着のアーカイブからまだ見ぬ未来のウエアを想像する。


故郷とアイデンティティ

“人類全体が難民化している”ともいわれる激動の時代を生きる私たちとっての「故郷」や、そこに紐づく人々の「アイデンティティ」はどうなっていくのか? デジタル空間〜ヒップホップ〜宇宙へと飛躍していったリサーチが、不安定な時代をしなやかに生き抜くための、ひとつの視点やヒントとなることを目指した。


自然がひらかれるとき

私たちが風景を変えるとき、風景のなかにいる私たちも変わってしまう。そのため、ある場所を外部へ「ひらく」ことが、そこにある自然環境や文化にどのような影響をもたらすのかを理解しておく必要がある。その理解を深めるべく、エベレストを有し、急速な観光地化が進むサガルマータ国立公園を訪れ、今そこで起こっている変化を記録した。


わたしたち、以外の“わたしたち”へ

「人間が地球にとって必要な生命になるために、私たちは文化をどう変えるべきか?」という問いを出発点に、人と自然の関係性を見つめ直すリサーチを行った。自然を資源や対象物として消費するのではなく、共に生きる存在として捉え直すヒントとして「アニミズム」に着目し、専門家との対話や実践を通じて新たな関係性の築き方を模索する。