日本インダストリアルデザイン協会（以下JIDA）は、2025年9月27日（土）に多様領域デザインサミット「JIDA SUMMIT インダストリアルデザイン起点の新産業イノベーション」を、スタートアップ支援を行うフォースタートアップスと共催する。

インダストリアルデザインは、オリジナルな商品やサービスを生み出す造形設計だけでなく、革新的な問題解決から感情に訴える価値づくりまでをデザインしてきた。日本初の全国デザイン団体としてJIDAは、これまでインダストリアルデザイン振興を担ってきたが、今回はデザイナーの職能を超えて社会を変えるためのビジョンと行動力を持つ人材を育むため、スタートアップとの接点に焦点を当てたサミットを実施する。

JIDA理事長の村田智明は、本サミット開催にあたり次のように語っている。「いま求められているのは、造形や演出にとどまらず、複雑な課題に応答する統合的な『知と感性』を備えたデザイナーです。JIDAは、こうした次世代型のハイブリッド人材を育成する環境づくりにも注力し、社会を変えるためのビジョンと行動力を持った仲間を増やしてまいります」。

本サミットで生まれる新たな視点や交流が、社会を前進させる起爆剤となり、JIDAが掲げる「社会に効くデザイン」がさらに広がっていくことが期待される。