NEWS | プロダクト / 見本市・展示会
2025.10.02 12:00
次世代を担う多様な領域のクリエイター同士がコラボレーションし、オルタナティブなプロダクトデザインのあり方を提示する実験的なデザインイベント「alter. 2025, Tokyo」が、2025年11月7日(金)から11日(日)に日本橋三井ホールで初開催される。作品そのものだけでなく、制作の背後にあるプロセスやストーリーを伝える空間設計、来場者体験を考慮したプレゼンテーション(展示)を通じて、日本のプロダクトデザインに革新を促すことを目指す。
初開催となる今年は35歳以下の異分野のクリエイターがチームとなり、11プロジェクト・計56名が参加。現代美術家や写真家、編集者、研究者、音楽家、ダンサー、アートディレクター、エンジニアなど、多彩な領域から次世代の才能が結集する。
プロジェクト参加クリエイター:アオイヤマダ, 秋山亮太(★), 石﨑朝子, 磯部昭子, 板垣勇太(★), 稲垣直秀, 井上智明, 井上岳, 井上祐希, 岩﨑翔, 岩下慧, we+(★), 上田樹一, 宇佐美雅司, 太田琢人, 大西弘明, 神山真美子, 亀山大輝, 川谷光平(★), 河野未彩(★), 木村和希, GYOSHA, 栗原あずさ, 佐藤駿次, 白水高広, シンスダンリー, 杉野龍起(★), 鈴木康洋, 高田陸央(★), 髙野潤(★), 高野慎太郎, 田渡大貴, 丹羽隆介, 玉山拓郎, 田村名那佐理, 寺田祥治, 東京香堂, TORI, 富田晨, 中武董平, 西田悠真(★), 原ちけい, 深治遼也, 福本純也, 古館壮真, POETIC CURIOSITY (青沼優介+三好賢聖)(★), 松下陽亮, 水迫涼汰, 光井花(★), 三宅晴輝, ,ものや, 八木幣二郎, 山本祥磨, 良知慎也, 劉功眞(11組56名 / 五十音順)* (★) はプロジェクト代表者
採択プロジェクトには最大300万円の助成が行われ、従来は資金面で実現困難だった独創的なアイデアをプロトタイプ化した点も本イベントの特徴だ。
これらのプロジェクト提案は、国際的に影響力を持つコミッティメンバーによって選出された。メンバーには、デザイナーのアンドレア・トレマルキ、シモーネ・ファレジン(FormaFantasma)、建築家の中村圭佑(DAIKEI MILLS)、キュレーターのクリステン・デ・ラ・ヴァリエール(say hi to_)、キュレーターのオリヴィエ・ゼトゥン(Centre Pompidou)、キュレーターのタンジャ・ファン(MoMA)らが名を連ねる。
alter. 2025 Tokyo コミッティメンバー。
左からAndrea Trimarchi / Simone Farresin(Design Studio / FormaFantasma)、中村圭佑(Architect / DAIKEI MILLS)、Kristen de La Vallière(Creative Consultant and Curator / say hi to_)、Olivier Zeitoun(Design Curator and Researcher / Centre Pompidou)、Tanja Hwang(Design Curator and Researcher / MoMA)
10代の若者がクリエーションに触れる場を提供するGAKUとアートブックレーベルRondadeが2025年8月から開始した教育プログラム「眺める側のコンポジション」から生まれたショップもオープン。ここでは10代の若いクリエイターの作品や書籍が購入できる。さらに会期中には、コミッティメンバーや多分野で活躍する有識者による公開収録型トークも実施され、その内容は音声配信サービスを通じて一般公開される予定だ。
参加クリエイターの過去作例。
「変えることで、開放する」をキーワードにプロダクトのクリエーションを取り巻く既成概念を問い直し、デザインの価値や創造性の新たな魅力を再提案しようとしている「alter. 2025, Tokyo」。新たな潮流がここから派生することに期待したい。
alter. 2025, Tokyo
- 会期
- 2025年11月7日(金)~11月9日(日)
- 時間
- 11月7日(金)、8日(土) 11:00~20:00、11月9日(日)11:00~17:00
- 入場料
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1日券 ¥2,000(学生 ¥1,000)3日通し券 ¥3,000(学生 ¥2,000)
※中学生以下無料 ※学生割引は学生証提示の場合のみ - 会場
- 日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町 2-2-1 COREDO 室町1 4,5F(エントランス4F))
- 詳細
- https://altertokyo.com/