NEWS | グラフィック / 展覧会
2025.12.04 14:39

TOPPANホールディングスが運営する印刷博物館P&Pギャラリーでは、「世界のブックデザイン2024–25」展が12月13日(土)より開催される。2025年2月にドイツのライプツィヒブックフェアで選出された「世界で最も美しい本2025コンクール」の受賞作をはじめ、日本、ドイツ、カナダ、オランダ、中国、そして本展で初紹介となるポーランドとポルトガルの受賞図書まで約180点が並ぶ。

第58回造本装幀コンクール 東京都知事賞
De-Silo 編『生の実感とリアリティをめぐる四つの探求──「人文・社会科学」と「アート」の交差から立ち現れる景色』デサイロ 発行、畑ユリエ デザイン

世界で最も美しい本2025 金の活字賞 / 最も素晴らしいオランダの本2024 受賞
Stéphanie Baechler 著 『Forget Me Not / Vergissmeinnicht (忘れな草)』 Building Fictions, Amsterdam 発行、Rudy Guedj デザイン
今回初めて紹介されるのは、ポーランド「Najpiękniejsze Polskie Książki 2024」とポルトガル「Prémio Design de Livro 2024」の受賞作品。日本の「第58回造本装幀コンクール」やドイツ「Die schönsten Deutschen Bücher 2025」など、各国のブックデザインと造本技術を比較しながら鑑賞できる。

世界で最も美しい本2025 銅賞(ポーランド)
Iwona Pasińska 著 『Zywy zapis / Live captured (生の記録)』Polski Teatr Tańca, Poznan 発行、 Ryszard Bienert デザイン

ドイツの最も美しい本2025 受賞
Maison Européenne de la Photographie 編『Science/Fiction: A Non-History of Plants (サイエンス/フィクション:植物のノンヒストリー)』Spector Books, Leipzig 発行、Natasha Agapova デザイン
展示される書籍は実際に手に取ることができ、紙の選定、製本方法、タイポグラフィ、インクの質感などを確認できる。各国が追求する「美しい本」のあり方を、実物を通じて知ることができる機会となる。![]()

2024ポルトガルブックデザイン賞 受賞
Andreia Magalhães他 著 『L’Esprit Singulier (特異な精神)』Coleção Treger Saint Silvestre e Centro de Arte Oliva 発行、Macedo Cannatà デザイン
「世界のブックデザイン2024–25」展
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2025年12月13日(土)〜2026年3月22日(日)10:00–18:00
毎週月曜日休館 (1月12日、2月23日は開館)、12月27日(土)~2026年1月4日(日)、1月13日(火)、2月24日(火)休館 - 会場
- 印刷博物館 P&Pギャラリー
(東京都文京区水道1丁目3番3号TOPPAN小石川本社ビル) - 詳細
- https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20251213.php












