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7秒前

一般社団法人オフグリッド・デザインコンソーシアムは、前田建設工業およびトライポッド・デザインとの協働により、風力発電所の廃棄ブレードを電力資源として再活用するプロジェクトを始動した。ガラス繊維や炭素繊維の複合構造により分離が困難で、埋立や焼却処理が主流となってきた廃棄ブレードに対し、超小集電(Micro Power Collection)技術を組み合わせることで、新たな循環モデルを提示する。

プロジェクトのプロトタイプとして制作されたのが、照明付きアートベンチ「reveil(レヴェイユ)」。廃棄ブレードの耐候性と強度を活かして構造体とし、粉砕したブレードを電解質として活用した超小集電セルを内部に搭載。センサーにより夜間に自動点灯するLEDライトは、この集電システムによる完全オフグリッド仕様となっている。天候に左右されず、停電時にも利用可能な自立分散型電力として、災害時の活用も視野に入れる。

本作は2025年12月17日より、大手町の3×3Lab Futureにて展示を開始。同法人は前田建設ICI総合センターにおける技術検証を経て、社会実装に向けた研究を継続する。![]()
オフグリッド・デザイン展示ブース
- 展示開始
- 2025年12月17日(水)~※終了時期未定
- 会場
- 3×3Lab Future
(東京都千代田区大手町1-1-2)












