吸音を「組込む」発想へ
ピクシーダストテクノロジーズが新吸音モジュール「iwasemi OC-β」を発表

音響メタマテリアル技術の研究開発を手がけるピクシーダストテクノロジーズは、音響メタマテリアル技術「iwasemi」を応用した新たな吸音モジュール「iwasemi OC-β」を発表し、3月3日(火)より販売を開始する。従来のように空間完成後に吸音材を「貼る」対策ではなく、建築やインテリアの計画段階から吸音性能を「組込む」ことを前提とした製品として開発されている。

サイズはW140×H140×D38mm。表装材の選択自由度を高め、内装の世界観を保ちながら吸音性能を組み込める点が特徴だ。設置方法は両面テープ、マグネット、ビス固定など複数に対応し、下地条件や用途に応じた施工が可能。人の会話音の中心帯域である500〜1000Hzに着目し、反響による聞き取りづらさを抑える。

iwasemi事業部長の五島隆允は「音環境はこれまで、完成した空間をより快適にするための”仕上げの要素”として扱われる場面が多かった。iwasemi OC-βは、表装材と設置仕様の自由度を高めることで、吸音を空間体験そのものを形づくる要素として”組込む”ためのモジュールです」と述べた。今後は建築やインテリア、建材、装飾材など多様な分野との連携を視野に入れながら、用途やシーンに応じた展開を進めていく方針だ。End