庵治石と祈りを見つめ直す
髙橋石材のオブジェクトライン「Repose」

香川県高松市に拠点を置く髙橋石材が、新たな石のオブジェクトライン「Repose」を展開している。1916年創業以来、庵治石の採掘から製造、施工、廃棄処理までを一貫して手がける同社が、石と祈りの関係をあらためて見つめ直すプロダクトとして提案するシリーズだ。

caress/撫でる Lサイズ22,000円(税別)

Reposeの素材となる庵治石は、日本を代表する花崗岩のひとつ。きめ細かく緻密な石質と、光を受けて浮かび上がる独特の斑模様を特徴とし、古くから墓石や石造物に用いられてきた。庵治石は「つくる石」ではなく「向き合う石」として扱われてきた素材でもある。そこには、石に宿る時間や役割を尊重する文化があり、日本の祈りや記憶を静かに支えてきた歴史がある。

roll/回す 35,000円(税別)

近年、墓石の無縁化や撤去が進むなか、役目を終えた石材をどのように受け止め、次へとつないでいくかが問われている。Reposeは新材だけでなく、撤去された墓石や縁起物、風景を構成していた石材を再生し、現代の暮らしに引き寄せる試みだ。宗教や形式を限定せず、石を撫でる、積む、立てるといった行為を通じて、祈りを日常の延長線上に置き直す。

stack/積む 5pcs 33,000円(税別)

Reposeは「caress(撫でる)」「roll(回す)」「stack(積む)」「overlap(想い重ねる)」など9つのシリーズで構成され、それぞれにサイズや形状のバリエーションが用意されている。価格は12,000円(税別)から。End