2026年のグラフィックデザイン賞が決定
田部井美奈の「光と図形と、その周辺」が亀倉雄策賞・JAGDA賞二重受賞


日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、通巻46冊目となる年鑑『Graphic Design in Japan 2026』の掲載作品選考会を実施し、「第28回亀倉雄策賞」「JAGDA賞2026」「JAGDA新人賞2026」を発表した。入選作品は約580点に上り、年鑑は2026年7月に発行予定。発行に併せて『Graphic Design in Japan』に収録される掲載作品展や各賞の展覧会も開催される。

第28回亀倉雄策賞:「光と図形と、その周辺」(出品者:田部井美奈 主催:DNP文化振興財団)

「第28回亀倉雄策賞」には、田部井美奈の作品「光と図形と、その周辺」が選出された。受賞作は、個展の作品・空間構成・告知ツール・作品集からなる一連のプロジェクトで、DNP文化振興財団による主催のもと制作された。亀倉雄策賞は、JAGDA初代会長であり世界のデザイン界に影響を与え続けた故・亀倉雄策の業績を讃え、年齢やキャリアを問わず最も優れた作品とその制作者に授与される。

JAGDA賞2026:シャンプーブランドのCF「家族と愛とメリット」(出品者:関戸貴美子 クライアント:花王)

JAGDA賞2026:美術館のVI・サイン・空間構築「横浜美術館 リニューアル」(出品者:菊地敦己 共同制作:乾久美子建築設計事務所 クライアント:横浜美術館)

併せて発表されたJAGDA賞2026には、映像、複合、ジェネラルグラフィック、CI・ロゴ、ブックデザインなど多様な部門から10作品が選出された。田部井の「光と図形と、その周辺」もこのJAGDA賞の一作品として評価され、亀倉雄策賞との二重受賞となった。受賞作には、関戸貴美子による映像「家族と愛とメリット」、菊地敦己による「横浜美術館 リニューアル」などが含まれる。

JAGDA新人賞2026:大坪メイ(紙商社の企画展空間構成「かつて木だったものたち」を含む9作品で受賞)

JAGDA新人賞2026:浅野隆昌(共同企画展のポスター「テーブルの上のスィンスィン」を含む9作品で受賞)

また、JAGDA新人賞2026は、大坪メイ浅野隆昌石田和幸の3名が受賞した。同賞は、39歳以下(10月末日現在)の優れた若手グラフィックデザイナーを顕彰するもので、1983年の創設以来、次代を担う人材を国内外に紹介してきた。

JAGDA新人賞2026:石田和幸(ショップ&ギャラリーの企画展ポスター「TILE TALE」を含む12作品で受賞)

東京ミッドタウン・デザインハブでは6月26日(金)から8月6日(木)まで、企画展「日本のグラフィックデザイン2026」が開催され、受賞作を含む約300点の作品が実物と映像で紹介される。授賞式は6月20日に仙台で開催予定。第28回亀倉雄策賞・JAGDA新人賞2026受賞記念展は7月にGOOD DESIGN Marunouchi(東京・千代田区)で行われる。End