カリモク リサーチがDevon Turnbull(デヴィン・ターンブル)と協働
音と「間」を探る『Survey 03』

家具メーカーであるカリモク家具が展開するKARIMOKU RESEARCHと、デヴォン・ターンブル率いる〈OJAS〉との展示『間の音 ― Between Space & Sound ―』が、6月5日(金)まで西麻布のKARIMOKU RESEARCH CENTERで開催されている。

本プロジェクトは、『Survey 03:FROM FOLLOWS FEELINGS』をテーマに、「機能とは何か。それは私たちをどう感じさせるのか」という問いを起点に2025年から進めてきた共同プロジェクトの成果である。ニューヨークを拠点とするオーディオデザイナーのデヴォン・ターンブルは、カリモク家具の工場を訪れ三次元加工による複雑な曲面成形や、天然木の個体差を活かす突板技術に触れた。従来合板を主材としてきた〈OJAS〉のスピーカーに、木工の高度な加工精度と塗装技術が融合し、新たな音響表現と工芸的なクオリティーが生まれた。

会場は3フロア構成。1階では茶室を想起させる「サウンドハウス」による瞑想的なリスニング体験を提示し、2階では三次元加工で実現した大型木製ホーンを備えるシステムを中心に、開放的な音響空間を展開する。地下1階では〈Sanjo〉〈Rokujo〉〈Nurikabe〉の3モデルをはじめ、チェアシステムやアコースティックパネルを比較展示し、仕上げや素材の差異がもたらす表現の変容を検証する。

本展のタイトル「間の音」は、ターンブルが見出した日本の美学と音響哲学の交点を示している。日本文化における「間」は、存在と存在のあいだに生まれる緊張と調和を意味する概念だ。音もまた空間という「間」を介して初めて知覚される。音源と聴き手、静寂と響きの関係性が設計されるとき、音は物理現象を超えた体験へと転化する。同展は、多様な「間」の構築を通じて、感情と形の関係を提示してくれる。End

KARIMOKU RESEARCH SURVEY 03:FORM FOLLOWS FEELINGS
『間の音ー Between Space & Sound ー』 By OJAS Tokyo and Karimoku Furniture

会期
KARIMOKU RESEARCH CENTER
(東京都港区西麻布2丁目24-2)
会場
2026年2月21日(土) ~ 6月5日(金) 12:00-18:00
土・日曜(2月21日は除く)、およびゴールデンウィーク(5月1日 ~ 5月5日)