イソップから新しいオードパルファムが登場
やわらかな光の琥珀「アバヴ アス、ステオーラ」

Images courtesy of Aesop. Photos by Takuya Yamauchi

コスメティックブランドのイソップは、新しいオードパルファム「アバヴ アス、ステオーラ オードパルファム」を2025年9月1日(月)に発売した。

本品は、イソップが常に貫いてきた、他者と同じ道を歩まない姿勢をあらためて浮かび上がらせるような、アンバーフレグランスと分類される香りがまだ到達したことのない未知の領域への挑戦である。

フレグランスの着想から誕生について、長年のフレグランス・パートナーであるセリーヌ・バレルは「『天空のアンバー』を創りたいと思いました。アバヴ アス、ステオーラはただの星ではなく、流れ星なのです。熱いと同時に冷たい、複雑に組み合わされたスパイスのブーケがまばゆい光を放ちながら暗闇の中にその軌跡を残していく。他者に惑わされず自分の道を歩む人、そして周囲に同調しながらも実はそれを覆すような何かを望んでいる人を新たな場所へいざなう香りです」と語っている。

完成した香りはカルダモンとアンバーの相互作用を中心に構成。トップノートではシトラスに近いスパイスが広がり、天空に無数に広がる星を見上げたときの高揚を思い出させ、やがてベースノートに移るころには、きらめく温もりとなって香りの中を流れ星のように翔け抜けるような気分へと変わる。さらにフランキンセンス、ラブダナム、バニラビーンズの絶妙な組み合わせ(ファビュリスト アコード)が、まるで星が星座を形成するように重なり合い、本来は香りを持たないアンバーに想像上の芳香を与えている。絶え間ない流動感やひろがり、そして驚きの感覚をもたらす、非常に現代的な印象のフレグランスとなった。

ファビュリスト アコードのイメージ。

名称に用いられた「ステオーラ[Steh-O-rah]」は、古英語で「星」という意味の言葉。イソップのこれまでのフレグランス同様、常に変化しながら世代や土地を超えて受け継がれていく言語の普遍性を称賛する意図が込められている。そこに「アバヴ アス(Above Us:頭上)」という言葉を加えることで、人が大きな星空を仰ぎ見るときに瞳に映り込む驚嘆の念を想像させている。End