真鍋大度とSinan Bokesoyが開発、
自然言語で照明演出をリアルタイム生成する「SPOTLIGHT AI」

真鍋大度とSinan Bokesoyがロンドンで設立したAI/ジェネラティブシステムを研究開発するsonicPlanetと、照明エンジニアリング企業Tamatech Labは、自然言語入力によってムービングライトの演出をリアルタイム生成・制御するAIツール「SPOTLIGHT AI」を共同開発した。

「ホタルの群れが夜の森を漂うように、ランダムに点滅しながらふわふわと動く」のように光のイメージを言葉で入力し、Generateボタンを押すだけで、AIが数秒で照明パターンを生成。3Dプレビューと実機に即時反映される。照明コンソール操作やDMXチャンネル設定など専門知識を必要とせず、日本語・英語の自然な文章からプロフェッショナル機材を制御できる点が特徴だ。

その中核には、照明パターンを「数式」として生成する独自アプローチがある。自然言語入力をもとにAIが時間変数を含む数学関数を生成し、各灯体の位置と色を連続的に計算。MA Lighting grandMA対応の照明システムであれば、メーカーや型番、台数の制約なく使用可能だ。ターゲットポイント制御を採用し、「どこに光を当てたいか」という空間座標で指示できる設計となっている。

SPOTLIGHT AIは照明デザイナーの仕事を代替するものではなく、創造的探索を加速するツールとして位置づけられる。技術的ハードルをAIが引き受けることで、より多くのクリエイターが「光で表現する」可能性にアクセスできる環境を目指している。なお、2月18日〜20日開催された「ProLight & ProVisual 2026」Tamatechブースにて実機デモが披露された。End