「高濃度セルロースファイバー成形材料」を使用した
世界初のビール用カップをアサヒビールとパナソニックが共同開発

アサヒビールは、パナソニックと「高濃度セルロースファイバー成形材料」を活用した、世界初のビール用カップ「森のタンブラー」を共同開発した。屋外でのイベントや店頭での持ち帰り用のビール類の提供を想定して、2019年8月9日(金)からテスト展開を始める見通しだ。

同品は、カップ表面にセルロース繊維由来の細かな凹凸を施すことで、ビール類の持続性のあるきめ細かな泡をつくりだすのが特長。

「高濃度セルロースファイバー成形材料」は、間伐材などの木材から精製したパルプを主原料としているため、自然由来の木の風合いが楽しめ、カップ成形時の温度条件によって色目が変化するので、6種類の色目から好みのものが選択できる。

また、高い形状自由度とリユース可能な強度を実現するとともに、画像や文字を自由にデザインすることができるため、各種イベント等においてノベルティ・記念品としての活用も期待されている。

廃棄する際にも紙製品として分類することができ、プラスチックごみの低減にも貢献する環境に優しい素材なのだそうだ。End