超微多孔発泡セラミックス 「グリーンビズ」を使用した
豪雨災害に備える土嚢が登場

小松マテーレは、豪雨災害に備える備蓄用土嚢「グリーンビズどのう WS」の販売を2020年9月末より開始する。

同製品は、同社の染色排水処理のプロセスで発生する廃棄物を有効活用したリサイクル商品である、超微多孔発泡セラミックス 「グリーンビズ」を使用した土嚢である。

この「グリーンビズ」の優れた止水性に着目すると同時に、さらに微粒子技術を追求して止水性能に富むシルト分を分離し配合した「グリーンビズカリューWS」を開発。

75 μm以下の非常に小さな細粒であるシルトと、比較的粗い砂という2つの大きさの「グリーンビズカリュー」を配合することで、粘性を持たず塊になりにくく、止水性能も通常の土嚢と対比して最大で6倍の効果を発揮するという。

「グリーンビズどのうWS」には2つのタイプを用意。ブルーラベルは、被災地向けで備蓄および即活用可能な、土嚢として放置しても外袋が生分解で自然に返るそうだ。一方、レッドーラベルは、都市部向けで備蓄および即活用可能、使用後も天日乾燥して繰り返し使用できる。

実寸サイズは、幅:約200mm x 長さ:約 900mm x 高さ:約100mm。乾燥時の1袋の重量は10kgと軽量で、吸水時は最大で15kgになる。形状は枕型で、持ち運びもしやすいそうだ。End