テクノロジーを住宅に取り込む「ジブンハウス」は
デジタルパネル「mui」を標準装備に

最新テクノロジーを用いた家づくりを提供するジブンハウスと、日々の暮らしに溶け込むインターフェースを手がけるmui Labは、2020年10月14日(水)に業務提携を締結したことを発表した。

今回の提携において、mui Labは、天気予報や家族との日常的なメッセージなど、家族をゆるやかに繋ぐ情報を表示し操作を可能にする、天然木でできたデジタルパネル「mui」を提供。ジブンハウスは今後、不使用時はただの木の板に戻り、「暮らし」の環境に溶け込む「mui」を、自社の住宅ラインアップに標準装備する予定だ。

デバイスの数が人類の数を超え、デバイスに人間が共有される情報化社会において、私たちはテクノロジーによって押し付けられる情報を取捨選択して、ストック・管理するだけの状態にあるのかもしれない。

こうした現状に対して、ジブンハウスは、テクノロジーによってもたらされる利便性や、テクノロジーの発達で獲得できる質の高い情報で、人々の暮らしをより良くすることを目標としている。

また、mui Labは、テクノロジー・人々の暮らし・自然の三者が、それぞれに調和することをデザインコンセプトの中心に据え、日本人が古くから持つ「侘び寂び」の感性と、1995年より米国で提唱されている、人の無意識に溶け込む穏やかな技術=「カーム・テクノロジー」の思想をリンクさせたプロダクトを開発。

両社は、まずは「家」という最小単位のコミュニティ=世界から、「mui」という「カーム・テクノロジー」を実装することで、そこに暮らす人々の「自分らしい暮らし」の実現を目指している。End