「素と形 ─Design without Designers」展

企画展

「素と形 ─Design without Designers」展

開催期間2004年10月01日(金)〜2004年10月18日(月)
会場AXISギャラリー+アネックス
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主催株式会社アクシス
協力旭硝子株式会社、合資会社石井味噌店、新日本製鐵株式会社、株式会社テトラ、東京製鋼株式会社、港資源化センター他
協賛カラーキネティクス・ジャパン株式会社
企画協力松本市美術館

普段何気なく眼にしている生活のなかの日用品や道具。誰がデザインしたともわからず、特に気にとめることもないこれら日用品や道具のなかには、用途や機能から必然的に導かれた無駄のない「形」を持ち、「素材」の特性を存分に生かした美しいモノがたくさんあります。本展はそういった無名のデザインに焦点をあて、モノの「美しさ」、モノをつくることの意味を再認識する展覧会です。

タイトルの「素」という字には素材、素地、素朴、素顔、素直、質素、あるいは「おおもと」「ベース」といった意味があります。モノが溢れ、デザインが多様化し、複雑化するこの時代、すべての飾りを取り払い、モノの本質と向き合うことで改めて気づかされることがあるのではないでしょうか。

本展は、坂田和實(古道具店主)、中村好文(建築家)、山口信博(グラフィックデザイナー)の3名によって企画されました。時代を超え、国籍を超え、あるいはこれまで美という観点からは軽視されていた領域にまで視野を広げ、それぞれの視点から選ばれたモノたちが展示されます。会場デザインは、中村好文氏が担当、アクシスギャラリー(4F)は「形」をテーマにした展示、アクシスギャラリーアネックス(B1F)では「素材」そのものが持つ存在感、力強さを伝える展示となります。

※本展は、2004年4月〜5月に松本市美術館で開催された展覧会の巡回展ですが、アクシスギャラリーで開催するにあたり、デザインをテーマとした展示に再構成されるものです。