新刊案内『プロダクトデザイン』『20XXの建築原理へ』

jida

『プロダクトデザイン』
 日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)編(ワークスコーポレーション 3,360円

サブタイトルは「商品開発に関わるすべての人へ」。デザイナーだけでなく、商品開発に携わるすべての人に向けたプロダクトデザインの教科書。プロダクトデザインの歴史背景から関連技術までを全12章・105節にわたって詳細に解説。デザイナーを目指す学生からスキルを深めたい人々には必携の1冊。喜多俊之、黒川雅之、川崎和男、廣田尚子らによるコラムも掲載。

以下、目次より
第1章 プロダクトデザインの背景
第2章 社会とプロダクトデザイン
第3章 企業とプロダクトデザイン
第4章 デザインマネジメント
第5章 デザインプロセス
第6章 ユーザー調査のための手法
第7章 コンセプトのための手法
第8章 視覚化のための手法
第9章 デザイン評価のための手法
第10章 科学とデザイン
第11章 マーケティングとデザイン
第12章 技術とデザイン

 

20xx

『20XXの建築原理へ』
 伊東豊雄、藤本壮介、平田晃久、佐藤 淳 著(INAX出版 2,205円)

伊東豊雄が自ら選んだ3人の若手建築家と構造家とともに、東京都心部の青山病院跡地に、住宅、オフィス、商業等の混在した施設を構想するという架空のプロジェクトを追った1冊。1年にわたる架空の研究会で議論された建築最前線の思考の軌跡を辿る。4人が提案する東京再開発モデルの理想像とは?

また、本書の刊行に合わせて、INAX-GINZA 7F クリエイティブ・スペースで展覧会が開催される。9月24日〜10月10日まで。

以下、目次より一部抜粋
● 論考 一本の木から学ぶこと(伊藤) 科学技術が埋め込まれた都市(佐藤)……
● 写真 東京・青山(本山周平)
● 研究会 都心に構想する架空の大規模建築……
● ゲスト研究会 水が循環する都市へ(海賀信好)、科学・自然と建築の新たな関係(池辺 靖)……
● プレゼンテーション 建築のような都市、都市のような山、山のような建築(藤本)……
● 講評会・座談会 伊東豊雄+山本理顕+藤森照信+藤本壮介+平田晃久+佐藤 淳
 
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『カルチュラル・コンピューティング』
 土佐尚子 著(NTT出版 2,520円)

サブタイトルは「文化・無意識・ソフトウェアの創造力」。21世紀の今、コンピュータの世界においても、文化の背後にある型や民族性までを陰に陽に取り扱うようになってきた。例えば、伝統文化とコンピュータの関係はどうか? 計算処理、データベース処理、知識処理の時代から、文化を扱い表現し、心で理解するカルチュラル・コンピューティングについて考える。松岡正剛や長尾 真、イアン・ゴンドリー、スティーブ・ベントンとの対談コラムも掲載。

以下、目次より
序章   カルチュラル・コンピューティングの発見
第1章 感情をコンピューティングする
第2章 ストーリーをコンピューティングする
第3章 文化をコンピューティングする
第4章 文化・無意識・ソフトウェアの創造力