新刊案内 鹿野貴司 著『甦る五重塔 身延山久遠寺』ほか


『甦る五重塔 身延山久遠寺』
鹿野貴司 著・写真(平凡社 3,990円)

1619年の建立以来、2度の焼失に遭い、日蓮宗身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町)の七堂伽藍で唯一欠けたままであった五重塔。その390年前の姿の復元に挑む上人、宮大工、仏師、職人、地元住民らの挑戦と工程を、2年余にわたって追い続けた写真集。103ページ、288 x 212mm


『広告のデザイン』
ペン編集部 編(阪急コミュニケーションズ 1,575円)

クリエイターのアイデアの宝庫である広告。CBSのブランドイメージをつくり上げたドーフスマン、60年代のアメリカを席巻したDDB、山名文夫の資生堂広告に見る女性の美、石岡瑛子と横須賀功光のコラボレーション、さらにサヴィニャックのイラスト広告からフランスのポスター広告まで、かつての広告デザインの名作・傑作を一挙掲載。112ページ、A5判並製。

以下、目次より。
●広告を変革した、デザインの名作 。
ドーフスマンの華麗なる広告テクニック/ハーマンミーラ×ネルソンは広告も美しい ほか
●時代を築いた、広告クリエイターたち。
シーモア・クワスト/マックス・フーバー&葵フーバー河野/ウィム・クロウェル
●今も色褪せない、世界が誇る名作広告。
ジョージ・ロイス/ベア・アーノルディ/ベン・オイネ/山名文夫/レイモン・サヴィニャック/ヘルムート・クローン/ジョアン・ペドラゴザ ほか
●AD×写真家、コラボの妙が生む軌跡。
石岡瑛子×横須賀功光/ロベール・デルピール×アンドレ・マルタン/ティボール・カルマン×オリビエロ・トスカーニ/アミール・ガルガーノ×ゴードン・バークス/カトリン・チウライ×アンドレアス・グルスキー
●ひと目でわかる、広告デザインの歴史。