『テキスタイルパターンの謎を知る』
クライブ・エドワーズ　著／桑平幸子　訳（産調出版　1,995円）

ロイヤル・カレッジ・オブ・アートと、ヴィクトリア&アルバート美術館でデザイン史を学んだ著者が、テキスタイルデザインにおける模様の使い方をまとめた手引書。580点の豊富なカラー図版から、それぞれのテーマやモチーフを探求しつつ、布地模様の用途を知ることができる。各素材や国名、年代、詳細が明記されており、実践的な入門書としても最適。

以下、目次より。
●序章　手がかりを探す
●模様の働き　技法：機織り、捺染、タペストリー、刺しゅう、レース編み、絨毯折り、染色／素材：糸／要素：色彩。モチーフ　ほか
●自然界　葉／木：特殊な種類／果物／野の花と野草　ほか
●植物　絵柄模様／かご／花束／地模様に描かれた花模様／花輪とリボン　ほか
●動物　昆虫／蝶／海の生物／鳥／鶴とガチョウ／孔雀／馬／象／神話の模様　ほか
●図案化したデザイン　反曲線／小柄な繰り返し模様／大柄な繰り返し模様／ボテ　ほか
●幾何学模様　ジグザグ模様／正方形／多角形／菱形／格子柄／波模様　ほか
●抽象的なデザイン　パッチワーク／絵画的なデザイン／らせん模様／ナヴァホ族のデザイン／サイケデリックなデザイン　ほか
●物品のデザイン　書道と文字／家庭用品／おもちゃ／建築物のデザイン　ほか
●格子柄を縞模様　コンビネーション／チェック柄／斜子織りとラティス柄／タータン　ほか
●人物画　宗教的なデザイン／神話の模様／牧歌的な模様／風景画　ほか
●対話型のデザイン　スポーツの模様／狩りの場面／地図の模様／トワールのなかの人物画　ほか