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佐藤雅彦 著『属性』

『属性』
佐藤雅彦 著(求龍堂 2,415円)

21_21 DESIGN SIGHTで11月3日まで開催中の、表現者・佐藤雅彦ディテクションによる「“これも自分とみとめざるを得ない”展」の会場写真も含む関連書籍。NHK教育番組「ピタゴラスイッチ」やアート作品「計算の庭」に代表されるように、複雑な概念であっても、その本質を新しい表現方法によってシンプルに浮かび上がらせ、親しみやすい形に昇華させてきた佐藤。その彼が「自分」を形づくる要素を探る、インタラクティブな映像や最先端のテクノロジーを駆使した国内外の作品を紹介しながら、自分自身の認めざるを得ない「属性」を1冊の本で表現した。156ページ、 26 x 18.4 x 1.6 cm、日英併記。

以下、目次より。

序 章 属性に無頓着な自分、それに執着する社会

第1章 属性が生む新しい表象
指紋の池/座席版号G-19/心音移入 ほか

第2章 あなたの内なる属性
休憩所/覗かれ穴/頭の中の散らばり方 ほか

第3章 あなたよりあなたを知る社会
忘れ物/属性の積算/1組・2組・3組・4組 ほか

第4章 主と生き別れた属性
足形付土版/主を呼ぶ声/属性採集 ほか

第5章 属性の裏切り
粘土の実験/金魚が先か、自分が先か/佐藤雅彦から太田光への手紙

第6章 属性はあなたを支配する
「形」菊池寛/服を脱がせると死んでしまいました/新しい過去 ほか

対談 佐藤雅彦×太田光「属性と自分との距離」 など