有機ELを使った照明デザインのコンペで、ミラノを目指せ!
「あかりオブジェデザイン」

グローバル市場に向けて「有機EL」照明のデバイス事業を本格的にスタートさせている、株式会社カネカ。同社による「あかりオブジェデザイン」のコンペが、来年1月10日(月祝)締め切りで行われています。

この KANEKA OLED DESIGN COMPETITION 2010 のテーマは、「美しき日本の酒場を彩る、新感覚あかりオブジェ」です。大賞は100万円、副賞にミラノサローネご招待。同社が2011年のミラノサローネ期間、市内のトルトーナ地区に出展するOLEDバー空間(デザインはトラフ設計事務所の鈴野浩一さんが担当)に大賞作品が展示される予定です。

▲大賞作品が展示されるトルトーナ地区(ゾーナ・トルトーナ)は、多数のメーカーやブランドが出展して深夜まで賑わうエネルギッシュなエリア。

ここで 、有機EL照明(OLED)についてあらためて。LEDに並んで用途拡大が期待される光源は、(1) 薄型化で天井や壁に設置可能、(2) 白のほかに青・緑・オレンジ・赤などの光を得られる、(3) パネル自体が面で発光する、といった特性があります。

それ以外にも、(4) エネルギー効率が高くCO2削減効果がある、(5) 水銀不使用で環境への負荷が低い、といった優れた特徴を備えています。白熱電源や白熱灯に替わる、まさに次世代の明かりですね。

バーテンダーが差し出す一杯を前に、自分と向き合う瞬間。大切な人と語らう、とっておきの時間。優しく、柔らかなOLEDの光が、そこでどんな佇まいを見せるのか。BAR、JAPAN、OLED。この3つの要素を1つ1つ考えて組み合わせると、新たな照明の姿が浮かんできそうです。