『TYPOGRAPHY　Issue_01 フォントをつくろう!』
グラフィック社編集部　編（グラフィック社　2,100円）

グラフィック社がデザイン書を刊行するなかで、「文字についてもっと知りたい」「タイポグラフィを学びたい」……。そんな声が数多く寄せられたという。その声に応えるべく創刊された本書（年2回刊行）は、日々身近にありながらも、どこか敷居の高いタイポグラフィについて、より気軽に楽しく学ぼうという意図で構成されている。

創刊号（5月25日発行）の特集は、「フォントをつくろう!」。和文編（漢字、ひらがな、カタカナ）を写研を経て字遊工房を主宰する鳥海 修氏が、欧文編（アルファベット）をライノタイプ社タイプディレクターの小林 章氏が監修し、簡単な手描き文字から本格的な本文書体のつくり方までを解説。フォントの売り方、探し方、買い方までを指南している。

また、連載には、小林 章氏の「欧文書体のつくりかた」（創刊号は「サンセリフ体をつくろう」）や、ウェブデザイナーで“フォントおたく”を自称するヤマダコウスケ氏の「Webフォントの基本」など。さらに、巻頭では、タイポグラフィに関する国内外の最新事例を豊富なビジュアルで紹介する。

デザインの根幹をなす文字のデザイン。タイポグラフィを学ぶことは、デザインの世界を広げ、深めていくことにつながっているのではないだろうか。B5判、並製、120ページ。

以下、目次より。

巻頭：Visual Typography
　　　注目のタイポグラフィデザイン&グッズ

特集：フォントをつくろう!
　　　つくる
　　　学ぶ
　　　売る
　　　探す・買う

連載：欧文書体のつくりかた
　　　これ、誰がデザインしたの?　ロゴ編1
　　　Webフォントの基本
　　　海外でよく使われるフォント
　　　など

特別付録：フォント作成用原図用紙