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佐藤嘉一郎、矢ヶ崎善太郎 著『京の左官親方が語る 楽しき土壁』

『京の左官親方が語る 楽しき土壁』
佐藤嘉一郎、 矢ヶ崎善太郎 著(学芸出版社 1,890円)

著者は、茶室・数寄屋建築の壁を数多く手掛けてきた、京の左官親方。御年90歳の親方が、仁和寺、大徳寺玉林院、東寺などの土壁を巡り歩き、その意匠と魅力、土の話、左官の仕事について語り尽くす。今後の左官業界について思いを馳せつつ語られる話のなかには、多分野のクリエイターにとっても、大いなるヒントが隠されているはず。四六判、224ページ。

以下、目次より;

1章 楽しき土の話 味わいのあるエコ材料

2章 鏝は小さな手 幅広い左官の仕事

3章 伝統とモダンの土壁 京の壁を歩く

4章 目先を変える日々 勉強と修行の駆け出し時代

5章 いつまでも鏝を持つな 親方いなるということ ほか