新刊案内
向井領治、大河原浩一、大久保成、大谷和利、高木利弘、田村恭久 著
『iBooks Author 制作ハンドブック』


『iBooks Author 制作ハンドブック』
向井 領治、大河原 浩一、大久保 成、大谷 和利、高木 利弘、田村 恭久 著(インプレスジャパン 2,310円)

2012年1月に発表された「iBooks Author」は、iPad用の電子教科書を作成するためのツール。本書は、そのiBooks Authorを活用してインタラクティブな電子書籍をつくるためのガイドブックだ。

iBooks Authorは横組、縦組どちらのレイアウトも可能。しかし、横組ならば制作者の思い通りの位置に各コンテンツを配置できるのに対し、縦組は割り切ったレイアウトとなる。また、たくさんのテンプレートが用意されているため、タイトル、本文、画像、動画などを容易にレイアウトできる点も特徴だ。マルチメディアを駆使したコンテンツを誰もが容易に扱える点は、もちろんレイアウトデザインに限りがあるとはいえ、ひじょうに画期的と言えるのではないだろうか。

iPad用iBooksに特化したツールのため、それ以外の環境では読むことができないが、スティーブ・ジョブズが取り組みたかったテーマの1つが教育改革だったという。ひとりひとりに対応するインタラクティブな教科書ーーそのiBooks Authorの魅力と使い方をわかりやすく解説した入門書だ。A5判、288ページ。


以下、目次より。

INTRODUCTION iBooks Authorがもたらすもの
Chapter 1 iBooks Authorの概略
Chapter 2 文章をレイアウトする
Chapter 3 メディアをレイアウトする
Chapter 4 全体を仕上げる
Chapter 5 コンピューターを用いた学び:過去、現在、未来
Chapter 6 作例集

インプレスのサイトでは、Chapter 6の追加解説PDFや、サンプルデータのダウンロードが可能。