大阪市内をインテリアムード一色に
「リビング&デザイン 2012」が開催

関西エリアにおける秋のインテリアデザイン見本市としてすっかり定着した感がある「リビング&デザイン」。4年目を迎える今年(会期:10月24日〜26日)は、メイン会場を大阪国際会議場(グランキューブ大阪)に移し、展示構成などの刷新も含めて新たな展開を目指しています。

住空間に関連した多彩なセクターが集う同見本市は、新しい業界との出合いや交流、コラボレーションを生む機会としてこれまで高い評価を得てきました。また、会期中に催される著名建築家や海外ジャーナリストを招いての講演会やセミナーは、具体例を交えて専門的かつ最先端の情報を聞くことができる貴重な機会と、毎回評判を呼んでいます。

今回もこうした機能の充実がはかられる一方、業界内ビジネスという枠組みを超え、一般生活者を巻き込んだ企画の強化にも余念がありません。御堂筋を中心に集積するインテリアショップやショールームとの連携は、その最たるところでしょう。

大阪国際会議場をメイン会場と呼ぶのに対し、市内中心部に点在するイベント参加ショップや企業ショールームはシティ会場と命名。見本市に先駆けてキックオフします。会期も9日間(10月20日〜28日)と、メイン会場の3日間に比べ長めに設定され、イベント参加各社の情報が掲載された「パスポートブック」を片手に、70カ所近い会場を順番にめぐるといった楽しみ方も可能です。パスポートブックを持参すると協賛飲食店でドリンクサービスなどを受けられる特典も用意されています。

▲シティ会場のマップ。御堂筋界隈を中心に、70カ所近いインテリアショップやショールームが参加をします。

中之島バンクスやACDCギャラリー、本町ガーデンシティといった場所もシティ会場イベントの一部に組み込まれ、リビング&デザインの総合プロデューサーである喜多俊之氏によるリノベーションプランの展示や人気木工作家の手による作品の即売会など、幅広い層にアピールする独自企画が目白押しです。

▲昨年度の会場の様子。国際色豊かな展示ラインナップもリビング&デザインの特徴です。

東日本大震災以降、“住まう“ことに対する生活者のニーズは大きな変化を迎えました。人とのつながりによる安心感や万が一への備え、節電や省エネ意識、社会貢献意欲の高まりといった新たな需要に応じ、暮らしを“リノベーションする“ことへの関心はますます高まっているといえます。

こうした人々の要請に、メインとシティによる2つの会場がネットワーク型の連携を取り、多彩なコンセプトや工夫を盛り込んだインテリアライフの提案を行う——そんな付加価値提案と体感の場をリビング&デザインは目指しています。メイン会場の入場料は1,000円(招待券持参者やウェブからの事前登録者は無料)、会期初日に行われる伊東豊雄氏を招いての特別講演など、各種セミナープログラムの詳細は、http://www.living-and-design.com/seminar/より確認ください。

▲特別講演会やスペシャル対談に登壇するスピーカーの面々。上段左より、『インテルニ』誌編集長のジルダ・ボイヤルディ女史(講演は10月25日、14:00〜)、喜多俊之氏(下段右)と対談を行うライフスタイルプロデュサーの浜野安宏氏(対談は10月26日、14:00〜)、建築家の伊東豊男氏(講演は10月24日、14:00〜)、リビング&デザイン総合プロデューサーの喜多俊之氏。他にも連日さまざまなセミナーが予定されています。

LIVING & DESIGN 2012(リビング&デザイン 2012)
メイン会場
会場中之島 大阪国際会議場(グランキューブ大阪/大阪市北区中之島 5-3-51)
会期:2012年10月24日(水)〜10月26日(金) 10:00から18:00(最終日は17:00まで)
入場料:1,000円(招待状持参者、事前登録者無料) 事前登録は、http://www.living-and-design.comより。
主催:LIVING & DESIGN 2012実行委員会

シティ会場
会場:大阪・御堂筋界隈を中心(参加ショップ、企業ショールーム各所)
会期:2012年10月20日(土)〜10月28日(日)
参加企業:ユニオン、アルフレックス、カルテル、トーヨーキッチン&リビング、イルムス、エルメスなど70カ所
主催:LIVING & DESIGN 2012実行委員会
 
「LIVING & DESIGN 2012」に関する各種問い合わせは、Tel&Fax:06-6233-1979、
もしくはE-mail:info2012@living-and-design.comまで。