AXIS183号は9月1日発売です。

カバーインタビュー 皆川 明(ミナ ペルホネン)
「年齢は問いません。人生経験豊かな方、心が健康で100歳!大歓迎です」。この夏、表参道にオープンした、カフェを併設したセレクトショップ「call」の求人広告である。運営するのは、ブランド設立21年目を迎えたミナ ペルホネン。トレンドをつくりデザインを消費していく過酷なファッション界にありながら、デザイナー皆川 明は独自のアプローチと世界観で活動領域を広げてきた。その創造の源について語ってもらった。

特集 色の逆襲!
嗜好の多様化が叫ばれるなか、今ほど色に溢れた時代はない。色を得ることで、デザインの価値や魅力が増し、カラー展開をブランド戦略の足がかりにする例も増えている。最適なカラー設定は、デザインに感情や感覚を注ぎ込む重要な役割を果たすだけでなく、色彩が及ぼす作用によって、コミュニケーションを図ることも可能だ。人の心理や行動に大きな影響を及ぼす色は、これまでも形と並んでデザインの主要な構成要素といわれてきた。にもかかわらず、色は形に比べてどこか軽んじられている印象が拭えない。この特集は、そんな疑問を出発点にしている。色にまつわる新たな取り組みや嗜好を通して、そうした疑問を払拭し、豊かな可能性を秘めた色への理解や視点を鮮明にしたい。

● 色を貼る 空間デザインツール「HARU stuck-on design;」
● 色から気づく―三木 健の“What is design?”
● 色への気遣い―ロナン&エルワン・ブルレックのカラーパレット
● 色を解放する―ヘラ・ヨンゲリウスの色彩哲学
● 正しい色が生み出すパーフェクトなパターン―マリメッコ
● 世界一黒い色が導く可能性―ヴァンタブラック
● 色と私 菅俊一(研究者、映像作家)/中野豪雄(グラフィックデザイナー、アートディレクター)
● 色とアルゴリズム―ライゾマティクスとソニーコンピュータサイエンス研究所、アレクシー・アンドレ
● 色の組み合わせで感情や機能を誘発する―グーグル「プロジェクトARA」のカラーパレット
● カラー2.0の時代 その先にあるCMF2.0の可能性

オピニオン 畠山重篤(NPO法人「森は海の恋人」代表、京都大学フィールド科教育センター社会連携教授)
いい牡蠣を育てるために、長年、森に木を植え続けてきた。理由は「森は海の恋人」であるため。歌人・熊谷龍子の歌から発想した、植樹活動の核心である。森の恵みが川を通じて海に流れ漁場を潤すという考え方だ。職業は牡蠣・ホタテの養殖である。その活動に共感し、宮城県気仙沼には国内外から多くの人々が集う。ルイ・ヴィトン5代目当主のパトリック・ルイ・ヴィトンもそのひとりだ。活動の軌跡はたびたび教科書に載り、子供たちにとってはすでに馴染みの顔となった。今、彼の目にはどんな世界がみえているのだろうか。

トピックス 建築家、伊東豊雄の地方創生プロジェクト
プリツカー賞受賞建築家の伊東豊雄が、今、瀬戸内「しまなみ海道」の島の1つ、大三島の島づくりに取り組んでいる。今までにも多くの建築家やデザイナーが莫大な予算を使って地方や地場産業の活性化に取り組んできた。一方、伊東の活動はボランタリーで、多くの賛同者やシェアの精神によって支えられている。

トピックス  DIYバイオという新フィールド―「YCAMバイオ・リサーチ」に見る技術へのスタンス
インターネットの普及による知識の共有に加え、個人でも工作機械が安価に入手できるようになって盛んとなったメイカームーブメント。ほしいものを自らの手でつくるDIY精神は、最先端のバイオテクノロジーと融合し、新たな局面を迎えている。バイオテクノロジーを、アートや教育、地域といった多様な切り口で応用することを目的に、2015年に立ち上がった山口情報芸術センターの研究開発プロジェクトを取材した。

その他トピックス
「デザイン・パレード」に見るデザイナーと企業の関係
色が解き明かす、コルビュジエ建築の真実

その他連載
ザ・プロトタイプ ヤマハ発動機「05GEN」
まばたきの記憶 「ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016」 文・スケッチ・写真/鈴木康広
本づくし・書評 辰野しずか(プロダクトデザイナー)/堀切和久(富士フイルム デザインセンター長)
産学連携の正しいやり方 女子美術大学&カンロ
フロム・ザ・ワールド  ボストン/ドレスデン/パリ
クリエイターズワーク&ソウル カーモディ・グローク/KUON ほか

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