「PRINT lot more」泊昭雄写真集展 開催

ものを取り巻く独特の空気感を表現することで知られる泊 昭雄氏の写真展。タイトルは「PRINT lot more」。そこに込められているのは、デジタル化が当たり前のいま、大切な思い出の写真をデータで保存するのではなく、いつでも見られるようにプリントしよう、というメッセージ。

  ーきっとあなたは もう カセットテープを聴かない 
   VHSのビデオを 観ることもできない 
   フロッピーディスクのことは 忘れただろう 

   あなたが きょう撮った写真は 日々のかけらたちは 
   このさきどうするのだろう 
   銀色の円盤 あるいは 小さなスティック 
   あるいは どこかの雲に 保存するにしても

   20世紀に 生まれ育ったあなたの あのアルバムは 
   いまどこに仕舞ってあるだろう 
   家族 友だち あるいは 初恋のひと その写真を 
   だれも 捨てたりしないだろう 
   だれも捨てることはできないだろう 
   その記憶のプリントを     (同展DMより)

泊氏は、フィルムへのこだわりがある写真家。本展では、印画紙(FUJIFILM Pro-D (DEEPMAT))にプリントされたオリジナル作品の素晴らしさと空間をお楽しみください。(展覧会と同タイトルの写真集も限定販売されます)


「PRINT lot more」泊昭雄写真集展
 会期:10月4日(火)〜10日(月祝)11時〜19時(最終日は17時まで)

本展DM

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また、泊氏がビジュアルを撮り下ろした「マルガレーテンヘーエ工房の器」展をリビング・モティーフショップ内(アクシスビル1F)にて開催中。なお、泊氏クリエイティブディレクションによる現在休刊中の『hinism』を特別販売しております。併せてお立ち寄りください。

「マルガレーテンヘーエ工房の器」展

泊昭雄/1955 年鹿児島県生まれ。大阪で育つ。1975 年にインテリアスタイリスト・井上雄史氏の助手を3 年間務めたのち1978 年、写真家・浅井康弘氏の元で写真を学ぶ。1981 年浅井氏の元を卒業後、スタイリストとして独立。主な仕事は、YAMAHA、松下キッチン、SHARP、SONY などのメーカーポスターやSP など。その後、写真家へ転身。主な仕事として、ANA、INAX、富士フィルム、高橋酒造「しろ」、タカキベーカリー、日本コカ・コーラ「綾鷹」、東芝環境広告、トンボ鉛筆、クラレ、YAZAKI など。東京ADC 賞制作者賞、ニューヨークADC 賞銀賞、準朝日広告賞など国内外の賞を受賞。2001 年、東京・南青山にギャラリーWALL を設立し、ギャラリーの内装をはじめ様々なアーティストの展示や企画展を行う。同ギャラリーを出版元としてこれまでに6 冊の作品集を刊行。また、自身がクリエイティブディレクターを務めた不定期刊行誌『hinism』を2004 年に創刊し、この雑誌においてADC 制作者賞を受賞。のちに、モノクロ刊行誌『nagare』も発行。いずれも現在は休刊しているが、時を経てもなお色褪せない作品となった。2010 年~ 2012 年の3 年間、金沢21 世紀美術館で毎秋に企画された『「生活工芸」展』のコンセプトブック撮影に携わる。2011 年、ギャラリーWALL を渋谷区桜丘町へ移転。