橋本夕紀夫+久住有生による
「伝統という未来展」、10月4日スタート

インテリアデザイナーの橋本夕紀夫氏が、左官職人の久住有生(くすみ なおき)氏と組んで、東京・北青山のオリエ アート・ギャラリーで展覧会を開催する。図版は、そのイメージスケッチだ。

▲ ふたりが組んだプロジェクトの1つ「炭火焼肉トラジ春夏秋冬 丸ビル店」(2012年7月)
  ©hashimoto yukio design studio Inc.

「伝統という未来展」というタイトルのとおり、橋本氏は「日本の伝統的な様式や技術のなかには、未来を形づくる多くのヒントが潜んでいる」と言う。そして、「優れた技術を習得した職人さんたちは、誰もがひじょうに自由な発想を持っている」と続ける。

本展では、伝統を新しいデザインを生み出すための原動力と捉え、その可能性を探っていく。

日頃から「物質ではなく、そこにある空気をデザインしたい」と語る橋本は、「空気の茶室」と題して、原寸大の茶室を出現させる(パート1:10月4日〜16日)。会期後半のパート2(10月21日〜29日)では、橋本氏のプロデュースの下、久住氏が「心を土に託して」をコンセプトに左官ならではのインスタレーションを展開予定だ。

初日には、それぞれレクチャーも予定される本展。ふたりの出会いからどのようなものが生み出され、さらに今後どのようにつながっていくのか期待したい。


伝統という未来展 Part 1
橋本夕紀夫「空気の茶室」

会期 10月4日(金)〜16日(水)(10:00〜18:30 日祝休)
会場 オリエ アート・ギャラリー
   東京都港区北青山2丁目9番16号 AAビル1階

オープニングレクチャー
「伝統という未来 ー日本のデザインの可能性ー」
日時 10月4日(金)18:00〜20:30
定員 先着60名
申込 オリエ アート・ギャラリー art@orie.co.jp まで


伝統という未来展 Part 2
橋本夕紀夫プロデュース 久住有生「心を土に託して」

会期 10月21日(月)〜29日(火)(10:00〜18:30 日休)
会場:オリエ アート・ギャラリー
   東京都港区北青山2丁目9番16号 AAビル1階

オープニングレクチャー
日時 10月21日(月)18:00〜20:30
定員 先着60名
申込 オリエ アート・ギャラリー art@orie.co.jp まで