第20回 ミラノサローネ / ユーロルーチェ 2017
「和紙職人との共同開発、 サンタ&コールのTekio」

スペイン・バルセロナの照明を主体としたライフスタイルブランド、Santa&Cole(サンタ&コール) 。創立30周年を迎える記念すべき今回のユーロルーチェでは、外光が差し込む家をイメージし、自宅に客人を招くような雰囲気をブース全体で表現していました。

         ▲「Cestina Bateria」

同社の、人気アイテム「Cestita」の充電式バッテリーを搭載したコードレスタイプ、「Cestina Bateria」を発表。採用したLED光源は2700kの色温度で3段階の調光が可能。フル充電で最長15時間点灯しつづけます。代表的なプロダクトに、時代に合った機能とデザインを施すことで、市場に提供し続けていくという姿勢を感じました。

▲「「Tekio」

そして、今回注目すべき新製品が「Tekio」。イギリス人デザイナー、アンソニー・ディケンズによるデザインです。彼が2010年に日本を訪れ、茨城県・水戸の和紙工房との出会ったことから始まったプロジェクト。日本古来の提灯文化をクローバルな視点で解釈し、開発した製品です。商品名の「Tekio」は、日本語の“適応”から。このユニークなネーミングを体現するかのように、和紙のランプシェードとLED光源モジュールをL、M、Sの3つのサイズを用意し、さまざまな形状につなぎ合わせることができます。

ペンダントタイプでは、シンプルなリング形状からモジュールの組み合わせによる複雑な形状までつくることができ、ウォールブラケットにも対応します。サンタ&コールの開発グループは、和紙工房とのコミュニケーションととともにリサーチも重ね、「和紙は、折り目をつけることで強度が増し、和紙本来が持っている上質で繊細な触感を光を通して伝えられる」ということを実感したそうです。

ブースでは中国茶とスペインのドライミートの提供もあり、来場者のリラクゼーションポイントとしても人気でした。

▲サンタ&コールによるユーロルーチェ2017の自社ブースのムービー。ジャスパー・モリソンも訪れた注目のレセプション風景も。